2019/08/05

「スンスン」と「ため息」

 

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今日電車に乗った。

いつもあまり席に座らないけど
今日は荷物が多かったので、
二人席の人が座っていた隣へ座る。

炎天下で汗だくの自分。

カバンと荷物を両手にもって、
ワキも背中もシャツがベチャベチャ。

隣のサラリーマンはスマホを見ていた。

 

「スーーーー、ハァーーーー」

「スーーーー、ハァーーーー」

 

サラリーマンが鼻からスーと吸い込んで、
ハァーーと口から吐き出している。

何度も、何度も。

静かな電車内でサラリーマンの
鼻の音がとてもよく聞こえる。

「スンスン」

よく鼻の鳴る人。

そのうち、

「ハァ・・・・・。」

って感じで大きなため息をついた。

(おいおい、勘弁してくれよ・・。)

口から具合的なセリフは出てないけど、
最悪な事態に遭遇しているみたいな、
怒っているみたいな感情が読み取れた。

 

こんなサラリーマンに遭遇しても、
普通の人はなんも思わないと思う。

とくに気にしないだろうし、
なんの感情も湧かないだろう。

しかし身体のニオイに悩んでいる人は違う。

以前までの自分だったら、
こんな状況は耐えられなかったと思う。

(なんだよ・・ニオってるってか??)
(そんなイライラした感じを態度に出すなよ・・。)
(はいはい、なんかすいません。もう降りますから。)

最初は相手に悪いなって思うんですが、
相手があからさまになってくると、
だんだんこっちも腹が立ってきます。

なんだよ・・デリカシーないな・・

ずっと繰り返されるといい加減聞きたくなる。

「なんかニオってますかね!?」

ハッキリ言ってくれよ!
って感じでモヤモヤが爆発しそうになる。

 

相手の様子を細かく見てないけど、
なんとなく相手の状態はわかる気がする。

ただイライラしてるんだと思う。

何にイライラしてるのかは知らないけど、
仕事かプライベートで嫌なことがあったんだろう。

退屈な日常を過ごしてるのかも。

だって、ため息を吐くためには
一度空気を吸い込まなきゃいけない。

大きなため息を吐くためには
大きく息を吸わなきゃいけない。

怒りとか不満とかを口にしたいけど、我慢して、
言葉で言う代わりにため息を吐き出している。

だから鼻から息を吸って、
なにか我慢するように、
ハァーって息を吐き出す。

たぶんそんな感じなんだろうな。

 

聞いてないからホントのことはわかんないけどね。

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