2020/05/16

あなたへ 8

 

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今日まで数日間書き綴ってきた話もこれで最後にする。

誤解しないでもらいたいのが、
僕は別にあなたにSNSを勧めている訳ではない。

わざわざ個人情報を自ら晒す必要などないのだ。

ただ、SNSが誕生したことによって
大衆の価値観が変革を起こしたのは間違いない。

「セクシャルマイノリティ」
「整形美人」
「身体的コンプレックス」

これまで人に知られるのをためらわれていたような隠し事を、
堂々と公表する人たちが現れた。

ひと昔前までは、
「僕はゲイなんだ」
なんて告白をしたらえらい目に遭っただろう。

学校や近所からユダヤ人ばりの迫害を受けたかもしれない。

だけど今は、
「僕はゲイなんだ」
なんて告白をしても、
「えっ? そうなんだぁ」
と受け入れてもらえる時代になった。

もちろん好奇の目には晒されるだろうけど、
人外扱いを受けることはまずない。

僕が起業家だった時にも周りに一人いたが、
「お前とは一緒に風呂入れないな」
なんてイジられたりしていた。

もはやそれがシャレとして成立する。

いまや同性愛者なんて
珍しくもなんともないからだ。

 

「これからは個人の時代」

そんな言葉を耳にするようになって久しいが、
個人の存在が台頭するならば個性が重要になる。

人と同じでは存在が際立たないからだ。

だから多くの人がSNSを利用して
自分の存在をアピールした。

その中でも際立つ存在になるべく、
利用者たちは個性のアピール方法を模索した。

そして行き着いたのが「暴露」という手段。

つまり、あまり人に知られたくない過去や秘密を暴露することで、
他の利用者との差別化を計ろうとしたわけだ。

その結果、これまで決して表に出ることのなかった人たちが、
当たり前のようにお茶の間に顔を出すようになった。

そして今では同性愛や整形やADHDや
アイドルの「足がくさい」なんて告白は、
もはやタブーでも何でもなくなった。

そうやって大衆の価値観は数年前と大きく様変わりしたのだ・・
と僕は分析している。

 

過熱化したSNSの影響で、
もはや人に隠すべき秘密が秘密でなくなってきている。

そして自分をさらけ出した表現者たちが
多くの人々からの支持を得ている。

それはつまり、誰もが本当は素直な自分をさらけ出したいと思っているからに違いない。

僕が言いたいのはSNSをやれということじゃない。

「もっと素直な自分をさらけ出していこうぜ!」
ということだ。


僕自身も、そしてあなたも。

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