イスラエルって何なの?

 

この記事を書いている人 - WRITER -

まずはあなたに聞きたい。

「中東の人」と聞くと、どんなイメージが湧くだろうか?

・・・

おそらく以下のような感じではないかと思う。

・色黒で目鼻立ちがハッキリしている
・男性は頭にターバン、女性は薄い布をまとっている
・イスラム教徒
・テロリストの生息区域
・テロリストはチェックのストールに肩から銃を下げている
・おっかない人たち
・残虐な手段もいとわない

実際の中東地域はとても広く、
アラブ系の人たち以外にも多様な人種がいるけれど、
イメージでいうと上記のような感じなのではないだろうか。

とくに後半はある出来事がそのイメージを定着させたといっても過言ではない。

・・そう、19年前の今日、アメリカを襲った9・11同時多発テロだ。

 

 

数日前からイスラエルとUAEの国交正常化が話題となっている。

この歴史的瞬間の仲介をしたのはあの国の大統領らしく、
その目的は大統領選へのイメージ戦略のためだと言われている。

それは間違いなくそうだろうけど、
今回の出来事は中東の国々に大きな衝撃を与えているに違いない。

なぜなら、イスラエルという国は、
中東の人々にとって”チンピラ国家”に他ならないからだ。

コトの発端は第一次世界大戦後にイギリスがパレスチナを委任統治領としたことから始まった。

それまでは別に、ユダヤ人とアラブ人はうまく共存していた。

イスラム教の聖地・モスクはユダヤ教の聖地・嘆きの壁の上に建設されていて、
これが両者の係争のタネとなることが懸念されていたものの、
イスラム教徒はユダヤ教の歴史に敬意を表し、聖地をメッカへと変更した。

それからも信仰の違いや文化の違いなども許容し合いながら、
2つの民族はエルサレムにおいて共存した生活を送ってきた。

ところが、オスマン帝国(当時)が先の大戦に敗北を喫すると、
勝利したイギリスは「パレスチナを委任統治する」と宣言した。

・・が、この宣言には”三枚舌外交”と呼ばれる狡猾なやり口が使われていた。

アラブ人には独立国家成立を保証する代わりに戦争への参加を求め、
ユダヤ人には理想郷を構築することを約束していた。

すなわちこれには、聖地エルサレムを含めた地域をユダヤ人の民族郷土(ホーム)とする意図があったのだ。

「約束が違うじゃねえか!」

アラブ人が怒るのは当然だ。

最終的には当初の約束を反映する形で落ち着いたが、
この出来事がアラブ人たちに遺恨を残し、
この先続いていく一連の騒動のきっかけを作ってしまった。

 

 

それから数十年経ち、第二次世界大戦が終わる頃には、
この地における係争はもはや収集がつかない状態となっていた。

そうしてついにイギリスは委任統治を諦め、
このパレスチナ問題を国連に委ねることにした。

すると・・1948年5月14日、ユダヤ人はこう宣言した。

『イスラエル独立宣言』

領土を巡って争いの絶えないこの土地において、
一方的に国家成立の宣言がなされたのだ。

当然、アラブ人にとってこの宣言は絶対的に許し難いもの。

中東の国々(特にエジプト)はみなこの宣言に猛反発を示し、
それ以降、何十年にもわたって中東戦争が繰り返されていく。

今日に至ってもまだこの戦争は終焉を迎えていない。

 

 

ちなみに、イスラエルの国家成立を最初に承認したのがアメリカだ。

それ以後、アメリカは、中東問題に積極的に関与し続けている。

長年にわたりイスラエルを支援しながら、
この国を倒そうとするテロリストたちと今でも戦い続けている。

僕たちにとって、テロリストは残虐な集団というイメージが定着しているだろう。

・・ただ、彼らは何と戦っているのだろうか?

彼らの戦っている相手が誰なのか、
そして何の目的をもって戦っているのか。

そう考えて見てみると、少なくとも彼らが快楽のために戦う単なる殺戮集団ではないことがわかるはずだ。

 

はてさて、本当におっかないのは一体誰なのだろうか・・?

この記事を書いている人 - WRITER -
 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© 売れっ子Kindle作家 大矢慎吾 , 2020 All Rights Reserved.