タレントの自殺報道が「今」を投影

 

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自分の知り合いが自殺しても報道はされない。

載っても地元新聞の小さな枠くらいだろう。

当然だ。

有名人でもない限り、人の死が公に知らされることはない。

要するに、現実を知る機会がないだけなのだ。

 

 

最近、うちの実家にほど近い街の観光牧場において、
長年飼育されていた羊が盗難された。

養羊されていたわけでもない、半分ペットみたいな羊だ。

近所の人たちにとっての癒しの存在であったはず。

そんな商業利用もできないような羊が、
数日前に何者かによって盗まれていた。

そしてつい先日、犯人が逮捕され、
犯人の供述によりその羊がどこに行ったのかが判明した。

そうして空になった飼育小屋の囲いには、
飼育員さんの手書きでこのような貼り紙が掲載された。

「食べられてしまったのでもう帰ってきません」

 

 

人が自殺するのも、牛や鶏が盗難されるのも、毎年起こっている出来事だ。

だからとくに気に留める必要なんてないと言ってしまえば、
その死の知らせは「可哀想に・・」と感傷に浸るための役割しか果たさないだろう。

 

僕は、あらためて、今日一日を大切に生きようと思った。

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