2020/09/21

パレスチナ問題って何?

 

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連休に入ったので、
ずっと書きたいと思っていたこのテーマについて綴っていこうと思う。

”パレスチナ問題って何なの?”

誰もが一度はこの用語を目にしたことがあると思う。

とくに数年前に”IS(イスラム国)”がシリアに台頭していた頃は、
報道番組などで恐ろしい映像と共にこの問題がよく取り上げられていた。

けれども興味をもってウィキペディアで調べてみると、
そのあまりに入り組んだ内容に集中力を奪われ、途中から読む気を失ってしまう。

そうして「まあ、関係ないし別にいいや」と、
最終戦争の舞台となるやもしれないこの地の出来事から目を背けてしまう。

 

『第三次世界大戦』から目を背けてしまう・・

 

たしかに、日本人にはあまり影響がないのかもしれない。

たとえ中東の地に激しい戦火が上がっていようと、
通勤電車は動いているし、会社に行けばいつもの顔が揃っている。

そこにはいつもと変わらない日常がある。

だからわざわざ時間を割いてまでこの地の問題に目を向ける必要はないのかもしれない。

しかし、マスコミ各社がこの戦争に「第三次世界大戦」という呼称を使いだしたら、
その時は日本人にとっても無関係な出来事では済まなくなる。

なぜなら、日本はアメリカの”属国”だからだ。

 

 

この問題を難しく感じるのは関係者の「意図」を理解していないからだ。

つまり、この地が「誰」にとって「どんな意味」をもっているのか? ということ。

それが分かれば、すぐさまこの問題の本質が見えてくる。

この問題の関係者は「ユダヤ人(欧米)」と「アラブ人」だ。

アメリカとイギリスはユダヤ人だけの国ではないけれど、
この地で一番の金持ちはユダヤ人たちだ。

政治も経済も、全てを牛耳っているのは国際ユダヤ資本と呼ばれる人たちである。

彼らは「シオニズム」という思想を抱いている。

これは簡単に言えば、
「ユダヤ人がこの世界で一番優秀である」
という考え方のことだ。

イスラム教もキリスト教も元々はユダヤ教から派生したものであり、
パレスチナもその昔はユダヤ人たちが暮らしていた地域だった。

イエス・キリストも元々はユダヤ教徒であった。

世の中でいう聖書は”新約”聖書であり、
自分たちの”旧約”聖書こそが本来の教典である。

だから自分たちユダヤ人こそがこの世界の「源流」なのである、と。

もっと乱暴な言い方をすれば、ユダヤ人以外は”下級民族”である、と・・

多くのユダヤ人はこんな偏った思想など抱いてはいないが、
一部の暴力的なユダヤ人たちがこのような思想を密かに抱いて生きている。

 

 

旧約聖書には「約束の地」に関する記述がある。

神はアブラハムに対して、
「イスラエルの民にこの地を与える」
と告げた。

そして幾多の争乱を経た後、この地にイスラエル王国が建設された。

ところがその後、
侵略によってこの地はユダヤ人(イスラエルの民)の元から切り離されてしまった。

後の帝国が決めた境界線によってもはやそれがどこなのかさえも分からなくなってしまった。

しかし、この世の終末と共にメシア(救世主)が現れ、
再びこの約束の地をイスラエルの民に示してくれる。

その時にイスラエルの民(ユダヤ人)は神によって救われるであろう、と。

この約束の地である「カナン」が、
現在のパレスチナとイスラエル辺りの地域に相当する。

だからこそユダヤ人にとって、この地は特別な場所なのだ。

これまでの歴史で数々の迫害を受けてきたユダヤ人たちは、
自分たちの故郷の再建を熱望するようになった。

そうして1948年、中東の地に現代のイスラエル国が建国された。

 

 

ところがアメリカの後押しによって決められた当初のイスラエル国の領土は、
ユダヤ人ばかりを優遇したあまりにも横柄な領土配分だった。

彼らが示した線引きは、
パレスチナに暮らしていたアラブ人(これがパレスチナ人)たちから故郷を奪うものだった。

しかも彼らは、その数十年前にもイギリスから同様の仕打ちを受けていた。

イギリスは第一次世界大戦当時、
「アラブ国家の建設を後押しする」
という約束をアラブ人たちと交わし、彼らを戦争に参加させた。

ところがその裏では、別の国々と全くこれと矛盾する約束を交わしていた。

その結果、先の大戦には勝利したものの、
アラブ人たちの理想国家の建設は叶わず、彼らは辛酸を嘗めることとなった。

このように、「命を賭けた約束」を白人から何度も反故にされた経緯があるのだ。

だからもう、アラブ人たちは、欧米を信用するのをやめた。

そして武力を行使してでも自分たちの故郷を守ろうと誓った。

そうして戦いによってイスラエルから現在のパレスチナの地を奪い返したのだ。

この現在のパレスチナ自治区は世界から正式な国として認められてはいないが、
アラブ諸国の人たちにとっては列記とした国家として認識されている。

ちなみに、アラブ人にとっては、このカナンの地に特別な意味はない。

エルサレムの地にムハンマドが昇天したモスクが建立されているものの、
地域としての重要さは、サウジアラビアの「メッカ」の方が遥かに勝る。

要するに、アラブ人にとってこの戦いは、
単に理不尽な欧米から故郷を守ろうとしているだけなのだ。

 

 

この両者の意図を理解すれば、パレスチナ問題が何なのかが見えてくる。

この問題は、この地で紛争が絶えないことにより、
この地で暮らす人々が難民として溢れ出ることが最大の問題とされている。
(戦争の犠牲になるのはいつも僕たち一般人)

だけど考えてみてほしい。

 

”そもそもどうしてこんな問題が起こったの?”

 

それは、この両者の意図が分かれば、もはや言うまでもないことであろう。

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