2020/08/16

パートナーとの決別

 

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不動産会社に就職して4年・・

僕は将来への不安を感じていました。

口習の原因と思われる
胃の不調はほぼ慢性化していました。

常に胃がムカムカしていて、
朝起きてタバコを吸うとオエッとなります。

また空腹になると、まるで
胃酸がノドまで湧き上がってくるような感覚
を覚えました。苦い味です。

職場はタバコの煙がモクモクで、カバンやスーツ、
身につけるコートの異常なヤニ臭さも
自分達では気がつかないほどになっていました。

休みの日だろうがお構いなしに
会社から電話がかかってくるため、
心が落ち着く時間もありません。

毎日数字数字・・どれだけ仕事に慣れても
大小波の激しいストレスが胸のザワつきと
張りつめた緊張感を保持させました。

もはや仕事とプライベートの区別も曖昧です。

仲の良かった先輩が通勤中の電車で倒れました。

原因は「胃に穴が空いたから」だそうです。

先輩は家族の問題とノルマの問題を同時に抱えていて、
心が参る前についに体の方が先に悲鳴をあげたようです。

(こんな仕事・・一生続けられる訳がない。)

営業職自体をけなしたい訳ではありません。

営業の仕事で経験したことは、
いまの僕の起業家としての活動に大いに役立っています。

ただ口習の悪化は自分でもわかるほどでした

タバコのニオイでごまかしてはいましたが、
自分で手に息を吐くとこれまでのニオイとはどうも違っていました。

いわゆる“スエたようなニオイ”を感じとることができました。

なによりそのような自分の口習の変化に伴う
他人の反応の変化を全く感じ取らないようにするほど、
僕は自分の人格を無理やり“鈍感”“ガサツ”な人格へシフトさせていました。

いまこの頃の写真を見ても、鋭い目つき、痩せ細った体、
そして思い出される異常な歩くスピードの速さとぶっきらぼうな車の運転。

女子高生が赤子に見えるほどの
有り得ないメールを打つスピード。

止まらない貧乏ゆすり。

内向的で繊細な自分の人格を無理やり
仕事にフィットさせていた当時の僕の姿は、
やはりどこか不自然な風貌となって
映し出されていたような気がします。

やはり人にはその人に合った仕事とそうでない仕事があります。

 

僕は「資格を取ろう」と考えました。

そして難関といわれたある国家試験に挑戦することを決断しました。

1月に会社に辞表を提出し、4月開校する専門学校に通うまでの3ヶ月間、
有給の消化なども含む少しゆっくりした時間を過ごしました。

ここで4年ぶりに、数字に追われる毎日からようやく解放されたのです。

ただそれでも・・胃の痛み、ムカムカはなかなか消えませんでした。

(もうストレスは感じてないはずなのに・・。)

胃が荒れている原因は、どうやらストレスだけではなさそうでした。

そんなある日、一回り年上の先輩との会話で何気なく聞いてみました。

「いやあ、最近ようやくストレスから解放された気がします。
でもストレスは無くなったはずなのに、ずーっと胃が痛いんですよね。
◯◯さんは長年営業されてますけど胃もたれとかないんですか?
なんか改善する良い方法知ってます?」

すると先輩は、こんなアドバイスをくれました。

「じゃあタバコ辞めたら?俺も数年前にタバコ辞めたけどすごい体調良くなったよ。」

タバコを辞めたら体調が良くなる・・
たしかにそうかもしれません。

考えたらタバコを吸うから
「オエッ!」
という吐き気がします。

胸ヤケがします。

また空腹時にタバコを吸うと
余計に胃がムカムカする感じもあります。

また勉強を始めるのにタバコが決して
良いことはないだろうと思いました。

タバコを吸うと集中力が増すなんてこともないはずです。

(もしかするといい機会かもしれない。)

 

僕は“変化”という言葉が好きです。

ガラッと環境を変えたり、リセットすることも大好きです。

これまでずっと付き合ってきた、
僕の大事なパートナーであるタバコとお別れすることは、
仕事を辞める以上にエキサイティングな出来事のような気がしました。

「よし!じゃあ辞めるか!」

僕はその場ですぐに決断しました。

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