2020/04/06

妻に本を酷評された件

 

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最新刊を購入した妻に本の感想を聞いてみた。

「どうだった?」

『なんか⋯途中から、はあ? と思った』

「どの辺りから?」

『いきなり著者の話に変わったところ』

「”僕の場合はこうでした”って部分?」

『そうそう。そこからあんまり読む気が失せた』

「そうなんだ⋯どうして?」

『そこまでは評論家みたいに世の中を分析してたのに、
急に自分のプライベートを話されても⋯と思って』

「なるほど⋯」

『”結局、それが言いたかっただけなんでしょ?”って感じ』

「・・・」

『”何かが得られそう!”と思って買ったのに、
結局は自分の話ばっかりされて⋯期待外れだった』

「⋯”お前のことには興味ねえよ!”ってことかな」

『ハッキリ言えば、そういうことかも』

「そっかぁ⋯」

『書いてあることはちゃんと理解できたよ。
まあ、私の考えとは違うなって思ったけど』

「・・・」

『どうしてああなったの?』

「オレは、いま世の中が○○だから、
××で▽▽の▼▼が大事だと思った。
だから¥¥で自分らしく生きようよ、と。
僕の場合はこんな風にやってみたよ、と。
あなたも▼▼で▽▽をやってみよう。
今後はきっと○○の時代になると思う。
そう、だから▼▼が大事になってくるよ、と⋯」

『⋯ふーん、なるほどね』

「実際に自分が行動した具体例を示さないと、
話に説得力がないやん? だからあれは必要だと思った」

『⋯なるほど、わかった。
あなたの考えを詰め込み過ぎだよ』

「詰め込み過ぎ?」

『そう。自分の価値観や理念が本に入り過ぎてる。
読者側は単に求めているものを得たいだけなのよ』

・・・

たしかに、本というのは、
「その本を読んで何かを得る」
という目的のために読むものだ。

だから表紙やタイトルの時点で、
”この本を買えばこういうことが得られますよ”
というメッセージを明確にした方がいい。

そしてそれをできるだけ読者にわかりやすく提供する⋯
それが「売れる本」にするための鉄則だと思う。

だけど、僕は思う。

”それだったら紙の本を買えばいい”

紙の本で得られることを電子書籍で提供しても意味がない。

いや、意味がないというより、
電子書籍にその役割を求められても無理だ。

電子書籍の市場はパイが少な過ぎる。

おそらく、一番売れている電子書籍でも、
その売上は紙の本に比べたらスズメの涙程度だと思う。

もともと本自体が売れなくなってきているのに、
そんな中で電子書籍の売上だけで食っていこうというのは至難の業。

”一冊入魂”で半年かけて最高の本を書き上げても、
食べていけるほどの売上には到底ならない。

だから、電子書籍作家は数で勝負するしかない。

たくさんの本を、できるだけたくさんの人に
ダウンロードしてもらえるようにする以外に道はない。

そこで紙の本と同じ役割を求められても無理だ。

紙の本と同じことをやっていては、
電子書籍作家なんてとても食えるようにはならない。

単なる「自己犠牲」で本を書くことになってしまう。

自己犠牲で仕事をしても、
絶対にそれで生活できるようにはならない。

なぜなら自分も相手も豊かになる形でなければ、
いつかどちらかが崩壊してしまうからだ。

 

僕は電子書籍作家として食っていく。

紙の本と同じものは提供しない。

電子書籍だからこそできるものを、読者に提供する。

僕の場合は、僕自身の人生だ。

それ以外に僕が読者さんに提供できるものはない。

自分の生き様を見せていくしかない。

僕は、自分の信念を決して曲げない。

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