2019/06/05

日本最高権威の口臭外来を受診

 

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口習外来とは専門的な口習治療をしてもらう診療で、
基本的に大学病院か歯医者で受診できます。

日本で口習外来をやっている歯医者はたくさんありますが、
そのなかでも「ほんだ式口臭治療」という治療方法を確立され、
日本全国や世界の歯医者さんに指導されているのが、
東大阪市にあるほんだ歯科医院の本田俊一先生です。

日本の口習治療の権威です。

正直に言うと、診察を受けた時には
もう口習に悩んではいませんでした。

ただハッキリさせたかったんです。

たしかめたかったんです。

自分の口の匂いはどれほどなのか?
そして本当に自分の息の匂いは消えているのか?

歯医者さんがほんだ式口臭治療のやり方を学ぶ教材を、
Amazonで買って読んでいたので、
口習外来でなにをしてもらえるのかは全部知っていました。

口習外来の治療内容は歯医者によって違うみたいですが、基本的に、

・尿検査や唾液の検査、舌の診断などの各種検査
・精密な機械での匂い測定(数値化)
・歯医者さん自身の鼻で患者の息の匂いを嗅ぐ官能的測定

これらの方法で口習の診断をしてもらえます。

僕はとくに精密な機械での測定数値を見たかったです。

また先生に直接匂いを嗅いでもらって、
どんな匂いなのかを教えてもらいたかったです。

自分の息の匂いの“客観的評価”を知りたかったです。

 

当初は口習外来に行くつもりはありませんでした。

料金が高いからです。

知っている人も多いと思いますが、
口習外来は保険がききません。

いわゆる自由診療になるので、
治療代がすべて自己負担になります。

事前に調べて、初診だけでもだいたい
4、5万円はかかるだろうと予想していました。

診察代と口習ケア用品を買ったらそこそこするだろうと。

もちろん歯医者によってこれより高い場合もあるし、
安い場合もあると思います。

基本的に高めにみておけば間違いないと思っていました。

たぶんほんだ歯科医院が、大阪ではなく
他府県にあったら行ってなかったと思います。

大阪にほんだ歯科医院があって、自分がたまたま
大阪に住んでいることに何かを感じてしまいました。

口習に20年以上悩んできて偶然にも改善できた。

そして口習の正体もつかめた。

こんな本も書いた。

そして日本の最高権威の先生が自分が住む大阪にいる。

これはもう行かなきゃダメだろうと思いました。

悩み相談ができるサイトを見ていた時に、
「口習外来は都会にしかないから行けない」
という書き込みがけっこうありました。

また
「高いから親に相談しても反対される」
という書き込みもよく見かけました。

そういえば振り返ると、学生のころに
「口習治療」というのを考えたことがあったかもしれません。

一度調べたような気はします。

けど実家が田んぼのなかに建っているような
田舎だからなのか、近くに治療をやっているような
施設がなくて、きっと諦めたんじゃないかと思います。

ちょっと覚えてないですが、
たしかそうだったような気がします。

もちろんそういう人たちのため
だけに行ったわけではありません。

前提として僕自身が口習外来に興味がありました。

また口習治療の権威の先生と、
直接話してみたいという欲がありました。

実際に診察を受けた人間の体験談を、
聞きたい人もいるかもしれない。

だったら僕が診察を受けて、そのリアルな話をすれば、
この書籍は少しでも価値のあるものになる気がしました。

 

診察当日

めちゃくちゃ嫌でした。
ものすごい行きたくなかった。

予約日が近づいてくれるにつれて、
どんどん行くのが嫌になりました。

単純に面倒臭いというのもあるけど、
お金を払うのがとにかく嫌でした。

ATMでお金を下ろした時が一番嫌でした。

5万円財布に入れたけど、
これが全部1日でなくなるのかよ・・
と思ったらもったいない気がしました。

駅を降りた時

改札を出たら人目がすごく気になりました。

「あぁ、あの人も口習外来に行く人か。」
地元の人にそう思われながら見られている気がしました。

たぶんこのあたりでほんだ歯科医院の口習外来は有名だろうから。

あとで冷静に考えれば、地元の人かそうじゃないかなんて
わかるわけがないし、完全に考え過ぎだとはわかります。

けれどこの時は、本当にそのことが不安で
背中に汗をかきました。

ほんだ歯科医院の外観を見て

iphoneでグーグルマップを見ながら細い路地を進んでいると、
「ここかよ」というぐらい目立たない場所に医院はありました。

ゆっくり歩きながら医院の文字を確認し、
それだとわかると、とりあえず一度通り過ぎました。

理由はよくわかりませんが。

受付完了後の待合室

医院の外観を見たときにも感じましたが、
医院内はお世辞にも美しいとはいえませんでした。

汚れているという意味じゃなくて、
建物自体が古く、内装も古い感じがします。

歯医者さんというと、洗練された白い壁に明るい受付、
みたいな歯医者さんも多いと思いますが、
それとは真逆の色合いです。

僕の勝手な予想ですが、おそらく、
医院の見た目にお金をかけることは、
あえてされていないのだと思います。

僕が医院に着いた時は医院自体が閉まっていました。

一般の患者さんをあまりとっていないのか、
数時間医院にいて、僕以外の患者さんは2人だけでした。

いち経営者として率直に言うと、
とても儲かっている感じはしません。

口臭外来の予約は1日に2組しかとらないようですし、
おそらく普段から一般の患者さんの数も少ないのだと思います。

ビジネスとしては効率が悪すぎます。

僕のような口習外来の利用者としては、
他の患者がいないので、よけいな心配をしなくてすみました。

 

実際に診察が始まりました。

いろんな機械で匂いの測定をしてもらい、
唾液の検査や舌も診てもらいました。

その一つ一つの内容をシェアすることに
意味はないと思いますので、結果だけを話します。

僕の測定結果は、ほぼ全てにおいて「匂いなし」でした。

機械の測定値はすべて標準以下、
人が匂いを感じられないレベルだと言われました。

ただ、「唾液の質が悪い」という事と、
「歯磨きがキチンとできていない」という事を言われました。

自分では歯磨きができているつもりだったのでこれは意外でした。

そして先生自身の官能検査では、20センチ以内の時に、
「なにかの匂いがする。」と言われました。

「なんの匂いかはわからないけど、
なにかしらの匂いがしている。」

と言われました。

やはり無臭状態ではないのだと
あらためて理解しました。

「いま緊張していなくてこの状態だったら、
人前に出て緊張した時や、疲労状態の時、
ストレスがたまっている時はもっと匂いがあるだろう。」

これが僕の診断結果でした。

そして「プロフレッシュ」というマウスウォッシュや、
ほかにもスプレーなどの口習ケア用品をあわせて購入しました。

このプロフレッシュには驚きました。

診察して数時間後に、妻に息の匂いを確認してもらうと、
「えぇ!?まったく匂いがない!完全に無臭だよ!」と言われました。

専門医の口習ケア用品ってすごいんだなー、と思いました。

 

すべての診察を終えると、
次回の予約日をどうするか聞かれました。

そこで僕は知りたかったことを聞きました。

「最終的に息は無臭になるんですか?」

すると先生は教えてくれました。

「口臭ケア用品を使っていれば無臭状態はつくれるよ。
けれどこれなしに完全に無臭ってのは無理です。ありえません。
なぜなら人間が生命活動をしているのに、無臭なんてことは不可能。」

「口臭ケアというのは化粧と同じです。
外国では当たり前にこういうグッズがコンビニなどに売っている。
そうやってみんなケアをしている。日本にはまだそこまでの習慣はない。」

「女の人がキレイになりたいと思ったら、
運動して肌をキレイにしたり、ダイエットして痩せたりする。
ただもっとそれ以上にキレイになりたいと思ったら、
道具の力を借りる必要がある。化粧をして自分をより美しくする。
もっとそれ以上、となったら整形などのレベルになってくる。」

「だから口習ケア用品は化粧品と同じです。
ようは自分がどこまでのレベルを目指すかということ。
完全に無臭状態にしたいなら、こういうものを使うしかない。」

 

口臭ケア用品は化粧品

これはとてもわかりやすい表現だと思いました。

ようは“無臭状態にするには科学の力を借りなければ無理”という話のようです。

先生はおっしゃっていました。

匂いに悩んでいる人は自分に自信がもてなくなっている。

だから最初に圧倒的な無臭状態にする。

そうやって人と話せるような状態をつくる。

また、そこまで息が無臭な人はいないから、
自分にも自信がもてるようになる。

そうやって少しずつ、生活習慣などを改善させながら、
自信を取り戻してもらっている。

・・とても説得力がありました。

たしかに僕も、ずっと自分に自信がもてませんでした。

野口健さんもなにかの著書で書かれていました。

高い山に登っている時、ある標高を越えると、
匂いをまったく感じなくなる。それはある程度の高さを越えると、
生命が生存していける環境ではなくなるから。
周囲に植物や動物の死骸などの生命の痕跡が全くなくなる。
その途端に絶対的な死の恐怖が襲ってくる。

すごくリアルな話だと思いました。

匂いがある状態が自然な状態で、
無臭状態は不自然な状態なのだそうです。

本田先生から口臭ケア用品は化粧品であることを教えてもらい、
無臭状態にするには口臭ケア用品を使い続けなければいけない事を知りました。

そのことを知った時、僕はこう思いました。

「そんなのオレは絶対に嫌だ。」

これからもずっとケア用品にお金を払い続け、
ケア用品をつねにカバンに入れて持ち歩く生活は、
自分の理想の生活ではありませんでした。

 

「だったらもう、オレはこのレベルで十分かな。」

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