身内を不幸にする作家

 

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最近、facebookを再開した。

新刊の宣伝をするためだ。

これまで欲望渦巻くfacebookの世界が
気持ち悪くてアカウントを停止していたのだけど、
「使えるものは全部使う」という事で再開した。

久しぶりに飛び込んでみると、あらためて思う。

「いいね!」「シェア」の力は凄い

これまで5冊の書籍を出版してきたけど、
発売開始から短期間でこんなに売れた事はない。

僕には友達がいないと思っていたのだけど・・

ただ、僕の投稿にアクションを
起こしてくれた相手をよく見てみると、
知らない相手がたくさんいた。

いや、むしろよく知らない相手がほとんどだった。

察するに、僕の数少ない知り合いが
「いいね!」「投稿をシェア」した事で、
それを見た人たちが本を購読してくれたらしい。

こんな現象が起きるのがfacebookみたいだ。

 

ところが、それによる弊害もある。

僕が実名で作家をやっている事が、
妻や身内のまわりの人達にも知られたのだ。

これまでに細々とやっていた活動、過去の書籍、
すべてが知人の目に触れたらしい。

「旦那さんって、作家になってたんやね」

というメッセージが旧友たちから僕の妻へと届いた。

それによって、妻は現在、
僕の活動を複雑な心境で眺めているらしい。

なにせ、「売れっ子Kindle作家」などという、
お調子者のようなネーミングだ。

しかもニオイのことや、引きこもっていたこと、
さらに新刊では身内の自殺未遂をネタにするような作風。

知人から好奇の目で見られるのは当然だ。

 

昔、アメリカのラッパー・Eminem(エミネム)が
実の母親に訴えられたニュースを目にした時、
親不孝でとんでもない奴だと思った。

それらの詳細は一切、知らない。

だけど、もし彼が何らかの”信念”をもって
曲を作っている(ラップしている)のだとしたら、
本当に強い意思をもったラッパーだと思う。

もしかすると、これがラッパーとしての『リアル』なのかもしれない。

そう思った時、やはり僕は、
書き進めるペンを止める事はできない。

この歩みを止める事はできない。

そこには僕の信念があるから。

 

そう、きっと、作家というのは、
こうして身内を不幸にしていくものなのかもしれない。

それが作家としての『リアル』なのかもしれない・・

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