2021/08/23
あなたへ 5
「自分は相手にどう見られたいのか?」
その思考を持っていない人間などいない。
どれだけ友達の少ない人物でも、
たとえ会社で孤立している人物でも、
どこかで人の目を意識している。
”私は他人にどう見られるかなんて気にしてない”
それはつまり、
「他人の目を気にしない自分」
という他人から見た自分の印象を意識していることを意味する。
人は常に他人の目を意識している。
部屋に一人でこもっている時も
隣人への騒音を配慮している。
コンビニのレジでお金を渡す時だって、
相手に不快感を与えないように配慮する。
たとえ山に篭ろうが、無人島で暮らそうが、
この地球上のどこかには必ず人がいる。
最後の生き残りにでもならない限り、
人の目を気にしないことなど不可能だ。
人の目を気にするあまりに自分を演じてしまう・・
それは好ましくないことだと思う。
だけど人の目を気にしないようにするのは不可能なんだから、
多少、自分を演じてしまうのも仕方がない。
そう、だから大事なのは”本筋”だと思う。
多少演じているのだとしても、
そのキャラが自分の持っている気質であり、
少し大げさに表現された自分の人格であるならば、
そこまで悩んでしまうことはなさそうに思う。
だけど丸っきり自分に無いキャラクターを演じているのであれば、
きっとその無理な立ち振る舞いに、自分の精神は蝕まれていく。
「もう、疲れた・・」
他人の思う自分像を演じることに嫌気が差す時が、いつかきっと訪れる。
この点も、SNSと現実社会で同じなのだ。
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