いかにもなキレイゴトを言うのは好まないけど⋯

 

この記事を書いている人 - WRITER -

この暑いのか寒いのかよくわからない気候はなんなのだろう。いい加減、風邪なんてものを数年ぶりにこじらせてしまいそうだ。

例年ではとっくに終焉を迎えているはずの花粉症も未だ発症中。目はかゆいし、鼻はムズムズするしで、過度にティッシュで擦られた皮膚はもうボロボロ。至るところ白い粉をふいている顔が自分でも痛々しい。

いよいよ雨季が始まったのかと思ったらカラッカラに晴れるし、かと思えば雨続きの一週間がやってくる始末。まったく、どうなっているんだ、今年の天気は。じゃじゃウマ娘ばりに随分と我々の生活を振り回してくれるぜい。単なる愚痴につき、悪しからず。

冒頭からアホくさいことをのたまわっていおいて更なる愚鈍を重ねてみようと思う。

いやぁ、本当に日々に感謝。

この時代に生まれてきたことに心から感謝したいとあらためて思った今日この頃。

生きることに感謝、わかりきったことである。わざわざ文字に起こす必要などない。これまでの歴史上、偉人から一般人に至るまであらゆる階層の人間によって散々使い古されたであろう〝名言〟。それをこの令和4年に今更気づいたように発話するなどまさしく愚かに違いない。関西風に言えば、ベタ過ぎてちょっとサムいで、自分。

いかにもなキレイゴトを好まない皮肉屋の口から自然とそんな言葉が漏れてしまうのだから、やっぱり今を生きる我々は多分に恵まれた時を過ごしているのだと思う。歴史上かつて類を見ないほどに。とくに、ここ日本に生まれた私たちの場合は。

一言で言えば、『全部ある』。

あらゆる道のりにおいて必要なものは市場に漏れなく揃っている。しかも恐るべき低価格によって。ひと昔前では考えられなかったようなお宝が検索一発で手に入ってしまう時代。それも場合によっては無料(タダ)で得られてしまうという奇怪ぶり。何かを、そして何者かを志すにあたって、これ以上恵まれた環境は存在しないのではないか。

しかも実際に〝目指せる〟のだ。

志したその道を自らの意志で歩んでいくことができる奇跡。それは決して当たり前なんかではなく、ほとんど千載一遇の機会(チャンス)に相当するほどの偶然さ。石器を手に走り回っていた原始、農耕文化、戦国の世、鎖国、文明開化、世界大戦、高度経済成長期⋯⋯どの歴史を見ても、これほど個人の自由意志がまかり通る時代は、ない。生まれ、身分、経済事情、学歴、慣習⋯⋯それらに阻まれることなく、己の道を真っ直ぐに突き進めることなど、紛れもなく奇跡に近いことだと私は感じる。これもひと昔前まではあり得ないことだったのだ。離婚ひとつとっても甚だ困難であったように。

こんな時代に自分らしく生きることを諦めてしまうなんて、本当に、本当にもったいないと、個人的には思う。

いつも考えれば考えるほど浮かんでくるのは感謝の念しかない。それを無駄にしないためにも己の心の声に耳を澄ます、やはりそれしかないと思えてならない。

この記事を書いている人 - WRITER -
 

Copyright© 売れっ子Kindle作家 大矢慎吾 , 2022 All Rights Reserved.