2021/08/23

この先にあることはもう分かっています

 

この記事を書いている人 - WRITER -

誰かの道案内は必要ありません。

手ほどきを受ける必要もありません。

別に、わざわざ指し示されなくても分かっています。未だ視界に捉えられずとも知っています。既に見えています。

だから恐れを感じていません。

不安を司る神経は切れて無くなったか、その働きを失ったか、いずれにしても身体のどこにも見当たりません。

そもそも、そんなものは単なる幻想に過ぎません。人伝いに聞いたホラ話をあたかも真実であるかのように記憶してしまっただけで、不安などという感情は、本来存在していません。

それは、脳が作り出す妄想のイメージですから。これから起こる出来事を予知しているわけじゃありません。フィクションの映像、つまりは脳内だけで上映される映画みたいなものです。

トリックを知っていれば騙されることもなくなります。

”〜の渦に飲み込まれてしまいそう”とか、”〜に襲われて足がすくんでしまう”などという表現の仕方が、それがトリックであることを表しています。そういった情景描写が、脳にイメージを作り出すための引き金(トリガー)になっているのです。

 

 

何が必要なのかは分かっています。

口にすれば周りから小バカにされる言葉。指をさされて大声で笑われる言葉。

子供の頃は誰もが心に宿していた『勇気』、必要なのは、ただ、それだけです。

この記事を書いている人 - WRITER -
 

Copyright© 売れっ子Kindle作家 大矢慎吾 , 2020 All Rights Reserved.