2021/08/23
できないことは徹底してやらない
会社員の頃は様々なことを求められた覚えがあります。数字、期限、品質。その相反する三角関係をすべて達成しろというのだから無茶な話です。
景気が悪くなってくるとまず最初に人件費が削られるそうです。すると働いている一人一人の負担が増え、少ない給料でより一層の労働水準が求められる。そのために、各々の業務の範囲はどんどん拡大していき、会社が要求するレベルもどんどん上がっていくのだそう。
それでも上から求められたらやるしかない。キツイのは自分だけではないのだから。そう思って毎日必死に喰らいついていました。
作家になった今は、ひたすら文章しか書いていません。しかも自分の書きたいことだけを書いています。連載を求めて雑誌社に投稿することもなく、またインスタやツイッターで自分の小説を小出しにすることもしない。ただ愚直に書き下ろしの電子書籍だけを執筆しています。あと毎日のこのメッセージ。
このようなスタイルに至るまでは、迷ったことも何度かありました。
もっと世間の人に知ってもらえるような活動をした方がいいんじゃないか、とか、ブログ以外でも何か情報を発信した方がいいのではないか、など。実際にいくつかやってみたりと、どうにか日の目を見るためにもがき続けていました。
けれども、色々とやってみて分かりました。
”自分は表に出る人間ではない”ということが。
自分をうまく魅せたり、世間にアピールしたり、または人とコミュニケーションをはかりながらファンを構築していくことなど。それらすべてのことが、自分はとても苦手です。どうやればいいのか見当もつきません。つまりはできないのです。
これまでは、できないことは克服しなければいけないと考えていました。それが人としての成長なのだ、と。しかしいつからか、その考え方を改めることにしました。
自分ができないことは徹底してやらないようにしよう。
自分ができることだけをただひたすらに追求していこう。と。
「逃げるは恥だが役に立つ」というのは本当によく言ったもので、自分にとってもっとも大事なことに取り組むためには、逃げることは大いに役に立つと思います。
周りにどう見られようと関係ない。他人の意見に耳を貸す必要などない。
恥をかくことで自分の人生が生きられるなら、大いに役に立つじゃないかと僕は思います。
どこかのラッパーがこんなことを言っていました。
『やりたくないことをやっている暇はない』
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