2021/08/23

ほんの少し人生が変わる瞬間

 

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人生が変わる瞬間。にはいくつかの場面が想像できます。

例えば何かを成し遂げた時。長年積み上げた苦労が実を結び、ようやく一つの形になったという場面。

あとは大切な人との別れの時。人生を長く共に過ごしてきた最愛のパートナー、あるいは親友、自分を育ててくれた肉親との別れの場面も、人生が変わる瞬間だと思います。

ただ、そんな特別な場面でなくとも、個人的には、自分の価値観が変化した時も、人生が変わる瞬間の一つに該当するのではないかと思っています。

 

 

僕たちは価値観というフィルターを通して目の前の現実を見ている、という話をある脳科学の本で読んだことがあります。目の前で起こった出来事は同じだけれど、それを体験する人によって、感じる思いや、受け取る情報が異なる。

例えば、自分の目の前の交差点で交通事故が起こり、一人の男性が足を押さえて痛そうにしています。車はそのまま走り去ってしまいました。

そんな現場に遭遇した時、ある人は「早く救急車を呼ばなければ」と思う。またある人は「車のナンバープレートを覚えなければ」と思う。そしてまたある人は「お互いに信号無視をするからだよ」と思うし、「会社に遅れてしまうじゃないか」と思う人もいる。

こんなふうに、人によって感じる感情(哀しみor怒り)や、受け取る情報(重症or軽傷、轢き逃げor両成敗)が異なるのは、人がそれぞれ、自身のフィルターを通して、起こった出来事を見ているからなのだそう。出来事自体は一つだけど、価値観というフィルターを通った時に「歪曲」される。だから人によって、その体験から得るものに違いが生まれるのだそうです。

 

 

自分の価値観を変えるのは難しいけれど、価値観を広げる努力はよくしています。

一番良いのは「不快なものほどよく見る」。

例えば、テレビを観ていて「何、この人・・」と感じるような不快なタレントが登場した時は、そのタレントのブログやユーチューブチャンネルを見るようにしています。不快だと思ったら、逆に近寄っていって、より詳しく見る。

不思議なもので、その人物のことを深く知っていくと、当初感じていた不快な気持ちは次第に消えていくことが多いです。やはりテレビというのは誰でも出演できるものではないらしく、テレビに取り上げられたということは、それなりの能力と人気を有す人物ということなのかもしれません。心底嫌いだと思ったタレントも、よく知ると、そこまで毛嫌いするほどのものではないと思えてきます。(そこまでしても不快な人は稀にいる)

相手に対する印象が変わると、次にテレビで相手を観た時の気持ちも変化します。「おお、頑張ってるな」とか「どんどん人気者になっていくな」など、だんだんと相手を応援するサポーターのような心境に変わってくる。すると、観るとただ不快になっていただけの視聴時間が、自分に勇気を与えてくれる心身の保養時間へと変化します。

 

ほんの少しだけ、自分の人生が変わる瞬間。

そんな時を体験するために、日々、己の価値観を広げる努力をしています。

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