サイゼ飲み、してきます

 

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自分と同年代で「ファミレスにあまり行ったことがない」という人が少なからずいるのではないでしょうか。それは、普段食べにいく店の価格帯に起因するのではなく、父親の〝本物志向〟に起因するもの。家族で外食に出かけようとなった時には「オレは美味い店にしか金を払いたくない」などと自身のこだわりを誇示し、頑なに〝チェーン店拒否〟の態度を曲げなかった父。それによって自分もなんとなくファミレスを毛嫌いするようになってしまった、という現ミドル世代。

奇しくも似たような家庭環境(父の威厳という意味で)で育った妻とは、「今日はファミレスでご飯を食べてみよう」というのがある日のデートプランになったほどです。女性ということもあって妻は「吉牛」や「なか卵」にも行ったことがなかったらしい。なのでそういう人って、実はけっこういるんじゃないかと推量しています。

というわけで今日の定休日はサイゼリア。一部巷で流行している「サイゼ飲み」をしてきます。普通利用も未だにしたことがない自分にとってはかなり楽しみなイベントです。よくぞ見つけてきてくれました、妻よ。

あまりお金が使えなくても、なんだかんだと夫婦で楽しみを見つけながら日々を過ごしています。やはり楽しみを喪失してしまっては頑張ることにも頑張れない。少なくとも我々夫婦はそうです。お互いに感情的に満たされることを重点に生きているので。

例の状況はもう随分と落ち着いていますが、社会全体の経済状況はむしろ、以前よりも悪くなっているらしいですね。真の影響はこれからやってくる、とのこと。まったく混沌とした世の中です。

そういった状況でこそ、自分なりの楽しみを見つけることが肝要なんじゃないかと思います。周りの環境にはあまり期待できそうもないので。ひたすら耐え忍んでいれば幸福がやってくる、という終身雇用の神話はとっくに崩壊しているという話だし。

遊園地デートで乗り物に並んでいる時に相手とどう過ごすのか? いま我々が直面しているのは、そういった些細な幸福を見つけるフェーズなのかもしれない。そんなふうに思えてならない、今日この頃です。

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