2020/08/03

不幸な出来事その5「公認会計士試験不合格」

 

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元々その試験を志した理由は、
職業への憧れではなく制度への憧れからだった。

「安定」

その肩書きと約束された収入、
さらに法定業務に従事するその仕事は、
誰が見ても容易に堅実さを感じることができる。

きっかけは宅建だった。

24歳でサラリーマンに限界を感じた僕は、
自分の不動産会社を興すために宅建を取得した。

ほとんどの不動産会社では、
宅建資格を保有する社員に対して宅建手当がでる。

僕がいた会社でも、宅建を取得すると給料が月2万円増えた。

努力がすぐに収入に直結したのだ。

たとえば24歳の社会人が
もう一度一流大学からやり直すのは難しい。

だけど、難関国家資格を取得する形であれば、
自分も今から高給取りになれるのではないか・・?

そんな考えが当時の僕の頭をよぎった。

そうして調べてみたところ、
高収入だと言われている三つの国家資格が出てきた。

「弁護士」「税理士」「公認会計士」

この三つはどれも独立開業が可能な試験だ。

この中から考えた時、
公認会計士は僕にとってすごく魅力的に見えた。

例えば、その試験は”短期決戦”だと言われている。

弁護士や税理士が何年もかかって取得する人が多いのに対し、
公認会計士は平均して取得期間が3年ほどだった。

それは一次試験合格の有効期限が3年しかないからだ。

その期間中に二次試験に合格できなければ、
そこで大半の人が試験挑戦を断念する。

他の二つの試験とは違い、
一つ一つ合格を積み重ねていくようなものではないので、
何年も続けていればいつか・・という気持ちにならないのだ。

なによりの決め手は、この年(2009年)より少し前から、
国が会計士を増やす施策をとっていたことだった。

ある年から合格ラインが一気に下がったのだ。

それによって直近では合格者が例年よりも2000人増えていた。

しかも、一次試験に挑戦できる回数が
年一回から二回に増えるという話が出ていた。

明らかに資格取得への難易度が下がっていたのだ。

「これしかない!」

僕はすぐさまその情報に飛びついた。

・・すベての始まりは、その「甘い噂」からだった。

そして脱サラし、毎日10時間以上勉強し続け、
貯金も使い果たして3年半全てを賭けて挑戦した、
この公認会計士試験に僕は不合格となった

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