2021/08/23
主人公「自分」の映画のフィルム
テーマ:運命とは?
少しイメージしてもらいたい。
真っ暗な部屋に1台の映写機が置かれている。
映写機にはフィルムがセットされていて、
”カタカタカタカタ”という音と共に
スクリーンに向かって映像が写し出されている。
その映像をしばらく眺めていると、
どうやら物語の主人公は自分らしいことが分かる。
一旦部屋から出て、
今度は隣の部屋に入ってみると、
部屋の中には先ほどと全く同じ光景が広がっている。
ただ流れている映像をよく見てみると、
さっきの映像とは少し展開が変わっていることが分かる。
また部屋を出て左右を見渡してみると、
同じ扉が一定の間隔でずうっと向こうまで続いているのが見える。
手当たり次第に扉を空けてみても、
そこにはひたすら同じ光景、
同じ「主人公:自分」の映画が、
カタカタという音と共にスクリーンに映し出されている。
ただ、それぞれのストーリーだけは少しずつ違っているらしい・・
・・頭がおかしいと思われるかもしれないけど、
決してふざけてこんな話をしているわけではない。
運命を例えて表すならば上記のようになる。
すなわち、
『あらかじめ用意された無数のシナリオ』ということだ。
よく「人生を変える」などというけど、
それは部屋から出て違う部屋に入ることを意味している。
そして「ここが運命の分かれ道」という場合には、
どちらの部屋に入るのかという場面を意味している。
どちらも自分の意思で目に映る映像を変えている。
そう、だからこそ運命は自分の意思で如何様にも変えられるのだ。
重要なことが二つある。
一つ目は、
「運命は生まれる前から決まっている」ということ。
そして二つ目は、
「運命は自分次第で変えられる」ということ。
「運命なんて存在しない」という考えも、
「運命には逆らえない」という考えもどちらも間違っている。
つまり人の運命はたしかに存在しているし、
運命は間違いなく自分次第で変えられるということだ。