何が大事かは人それぞれ

 

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今日は休日。

いつもは大抵無視されるリクエストがなぜか採用され、妻がスパイスチキンカレーを作ってくれました。

手前味噌ですが、妻の料理の腕はなかなかのもので、外食した際に僕が気に入った料理をまんま家で再現してくれる技をも持ち合わせているほど。スパイカレーもそうした経緯から我が家の定番メニューとして定着するようになりました。

妻は作り終えるや否やこんなことを呟きました。

「ナンが食べたい」

しかし当然ながらナンの材料など常備しているはずがありません。これまでもご飯(玄米)と食べていたのですから。

すると妻は、おもむろにスマホで何かを調べ出しました。我関せず、と録画したテレビを観ている僕の横で。

そうして何かを決意したのか、ふいに立ち上がってキッチンに向かうと、何やら一心不乱に白い粉を手でこねくりだしました。時にキッチン台へ”ガンッ”と叩きつけたりしながら。

トイレに行くフリをして「何作ってんの?」と聞くと、妻は目も合わせず「チャパティ」と答えました。ナンは無理だけど似たようなチャパティなら可能だと判断したようです。未だ食卓に並んだことのない料理です。

”絶対に美味しくいただきたい”

妻のその食に対する探究心(あるいは欲望)には驚かされます。イメージを実現するためにそこまでするのか、と。料理を作ることにまったく興味のない僕には考えられないことです。

きっと妻の人生において、料理欲(もしくは食欲)が占める割合は人より大きいのだろうと思います。

何を大事にするのか、は本当に人によって様々なのですね。

 

自分には無いものを相手がもたらしてくれて、それでまた新たな物の見方や楽しみが生まれる。

夫婦ってほんといいなあ、とあらためて思いました。

妻にとっての食は重要ごと。ゆえに僕はそれに対して一切口を出さないようにしています。

それも円満の秘訣なのかな、と思ったりしています。

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