価値観に縛られたくない

 

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人の人生とは本当に何が起こるのか分からないもので、先週くらいから「檸檬堂」というレモンサワーを好んで飲んでいます。これまで決して選択肢にあがらなかったチューハイになぜだかハマった37歳。不思議です。

あまりに強いものは除き、基本的にお酒は手広く嗜む方だと自分では思っています。ビールに焼酎、日本酒にワイン、カクテルやハイボールなんかも気分によっては候補にあがってきます。ワインと日本酒が主軸ではありますが。

がしかし、酎ハイだけは別でした。焼酎を炭酸で割るなんてちょっと理解に苦しむ(あくまで好みの問題)。あの香り高き焼酎をあんなに薄めてしまうなんて。しかも水割りならまだ分かるが、シュワシュワ飲料によってその刺激を加えてしまうとは。焼酎ブームの最中に店をはしごしていた自分にとっては、「それはちょっとリスペクトに欠けるのでは?」という妙なこだわりがありました。

それがどうしたことか、気まぐれで手に取ったこのレモンサワーが、やたらと美味い。格別に美味いといった話ではなく、まさに〝ちょうど良い〟のです。刺激や風味、味が「今日はちょっと酒飲もうか」という気分に絶妙に合う。妻の意見も同様で、またコンビニの棚のその支配率から見るに、同じ感想を抱いた人が世間でも多いのかもしれません。檸檬堂、あっぱれです。

ただレモンサワーとレモン酎ハイは、厳密にはお酒の種類が違うらしく、酎ハイ=焼酎/サワー=焼酎以外のスピリッツ、というように定義され、自分が考えていた「焼酎に大量の炭酸を混入させたお酒」ではないようでした。実際、缶の表示を見てみたら焼酎ではなくスピリッツと書かれていた。

じゃあやっぱり酎ハイとは違うから自分の価値観は揺らいでいない。と、負けていない宣言をしたいところですが、そこまで頑なに己の価値観を保持する必要もないだろうと思い、ここは「やられました〜」と価値観の書き換えをすることにしました。よって、これからは「酎ハイもアリ」です。

 

 

価値観に縛られたくない。と僕は思う。

自分なりの価値観をもつことは、自分の人生に一本の筋を通すことになり、日々の生活にテーマを設けることになるため、生きることを楽しむにあたっては必要なことではあると思う。

しかし同時にそれは、変化の拒絶にもつながる。

常に自然体でいたい。ありのままの自分でいたい。それを望むのであれば、常に変化していける自分でなければいけないと思う。なぜならこの世は諸行無常。この世界に変わらないものなど何一つとして存在しないのだから。

自然の流れの中に身を置く。自然と時を過ごす。

そのためには、自分の中のこだわりを適度に手放すことも、必要である気が僕はする。

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