2021/08/23
僕は書かされている
そう、僕は本を書いているのではなく、
本を書かされている。
その相手は具体的な誰かという訳ではない。
過去に出会ったムカつく奴だったり、
見返りを期待せず助けてくれた人だったり、
長年恨んでいた自分の運命だったり、
あるいは神様だったりする。
たくさんの影響があり、今、
こうして本を書くことになっている。
だから、わからないことだらけだ。
自分がこの先どうなるのかもわからない。
5年後にどんな本を書いているのか、
あるいはまだ本を書いているのかもわからない。
今執筆した本を書き終わって
次にどんな本を書くのかもわからない。
パソコンの前に座っても、今から自分が
どんな文章を書くのかさえわからないのだ。
だけど不思議。
何も浮かんでいないまま原稿を書き始めると、
カタカタと文字を打ち始める自分がいる。
過去の出来事が頭に浮かんできて、
当時の情景がリアルに思い出される。
自分でも忘れていた記憶だ。
あとはその状況があなたに伝わるように
適切な文章を選択していく、という作業になる。
そんなことを1年続けていたら
Kindle本が5冊も出来上がっていたのだ。
いい加減なことは出来ないなと思う。
せっかく与えられた経験も
「もうこれくらいでいいだろ」
としてしまったら全てが台無しになる。
誰にも伝わらないまま終わってしまう
僕のところでメッセージが止まってしまう
最近は、
「自分の役割かもしれない」
と思うこともある。
だからやっぱり妥協は出来ない。
こんな機会を与えてもらったのだから。