2021/08/23
先のことは、着いてから考えればいい
振り返れば12月からずっと苦しい日々が続いています。
小説を書いてみようと思い立ち、何を、どう書けばいいのかも分からず、突貫工事的に毎日執筆を続けました。それからです。苦しい日々が続いているのは。
10月、11月は、のほほんと過ごしていました。
作家の道一本で進もうと決め、派遣社員の契約を終了した時は、まさに晴れ晴れした気持ちでした。ようやく解放されたような。
もちろん派遣先には相当お世話になっていたわけで、その派遣先がどうというわけではなく、要は、一本道でなかったことが苦しかっただけなのです。二つのことを同時にできない自分の性分のせいです。
穏やかな気持ちでもう一度人生と向き合い始めると、小説を書いて人を楽しませたいという思いが湧いてきました。ネガティブではなく、ポジティブなことに目を向けよう、と。
以来、楽しいことをやろうとしているはずなのですが、取り組んでいる本人はとても苦しい。まさかこんなに大変なことだとは思わなかった。
新しいことにチャレンジすれば苦しいのは当たり前。それは承知していたはずですが、その苦しみは想像よりも深く、そして、先が見えないほどはるか先まで続いていそうです。
ただ人間の適応力とは偉いもので、少しずつこの苦痛にも慣れてきました。
最初はいちいちケアしていたわけですが、もう面倒なのでそのままにしておこうと放っていると、傷ついているのがもはやデフォルトの状態になってきました。
できない状態が当然で、できた時は単なる幸運だという感覚。
自分はできない人間なのだから、できないことについて落ち込むのはやめよう。だって、いちいち落ち込むんでいたら、疲れるし。
できなくても、無視、無視。
不出来でも見て見ぬ振り。知らない。もうあとで考えよう。
とにかく書き進め。ひたすら書き進め。
後先考えずにキーボードを叩け。今日も叩いて、叩いて、叩きまくれ。
進んだ先のことは、進んだ先で、考えればいいのだ。
関連記事 - Related Posts -
-
2019/09/30
-
新刊:「正義の仕事術」
-
2017/08/15
-
口臭サプリでも不安は消えない
-
2021/06/30
-
生活を豊かにしてくれる記憶
-
2021/09/04
-
人が糾弾される様子は、見ているだけでも体に悪い