2020/08/03

受け入れるか、縁を切るか

 

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不幸な出来事その6「父の病気」

父の病気のおかげで追い込まれた状況になった僕は、
火事場のクソ力を発揮して会社を経営するまでになった。

そのこと自体は良かった。

だけど父の病気はかなり珍しい症状で、
医者からは「治らない」と宣告されていた。

母からその状況を聞かされた僕は、
病院以外の治療法を模索した。

霊的なものやあり得ないほど高額な治療法など、
怪し気な治療法はたくさんあった。

そんな中で、一人の医者の存在を知った。

その医者は過去、
テレビ番組にレギュラー出演していたこともあり、
数多くの著書を出版していた。

僕はその本を読み漁った。

その医者は東洋医学的な治療を推奨しており、
薬を使わないということで体への負担も少なそうだった。

そして投薬により症状を「緩和」
している状態の父にとっても、
並行して利用できそうな治療法だった。

だけど僕の勧めを父は拒否した。

父は母が看護士として働く病院にかかっている事もあり、
病院の先生を信頼するという。

「でも並行して治療すればいいじゃないか?」

僕が何度そう提案しても、父は頑なに拒否した。

そこで僕は医者に手紙書いた。

「なんとか僕だけでも、
話を聞きに行かせてもらえませんか?」

しかしその医者の返事は、
本人の意思がなければ無理との事だった。

何をしても状況は変わらなかった。

そのうちに母からも、
「もういいよ」とやんわり拒否された。

僕は可能性を否定する親に本気で腹が立った。

相手はわかってくれない。

他人なら「もうこいつ、いいや」
と縁を切ればそれで終わりだ。

今までも僕はそうしてきたけど、
身内はそうもいかない。

親は一生親だ。

相手が変わらないなら、
こっちが変わるしかない。

僕の方が親の考え方を受け入れないといけない。

だけど、理屈でわかっていても、
それを受け入れることができなかった。

身内なら助けたいと思うのが当然だろう、
だけど受け入ればならないのか・・

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