2020/08/16
口臭が活発的な人格を破壊
家に帰り、ゆっくりと、静かに、椅子に座り込みました。
呆然としていました。
なんか・・起きた出来事が現実ではない感じがしたのです。
自分がこの目で見た映像は、自分が妄想のなかで作った
架空の出来事のような気がしました。
そうであってほしいと思ったのか、
またはいまでもよくやる現実逃避をしていたのかもしれません。
(僕の口が臭い?いやいや、そんなわけがないやんか・・。)
口元に引きつった苦笑いを浮かべ、部屋の白い壁をじっと見つめていました。
(・・いや、なんで??)
(えっ!?口が臭い人ってどうなるんだろう?)
(あの子に嫌われてるってことなのかな??)
(あの子だけじゃなくて、クラスの他の子はこの事を知っているのかな?)
(他の子にはどう思われてるのかな?)
部屋に一人きり、呆然としながら、あれやこれやと想像が浮かんできました。
この出来事をきっかけにして、僕の性格は少しずつ変化していきました。
自分はいつもクラスの中心にいると疑わず、活発で目立ちたがり、
人との交流に躊躇のない性格はいつのまにか
(できるだけ目立ちたくない)という思いが先行するようになりました。
授業中に答えがわかっても手を挙げないようになりました。
昼休みになっても教室に待機、みんながグラウンドに出てから
端っこの方で一人縄跳びをしていました。
あまり目立たない子と二人きりでよく遊ぶようになりました。
近距離での会話を避けるような行動をとるようになりました。
小さな世界でガキ大将のように威張っていた僕の性格は、
徐々に、引っ込み思案の人見知りへと変貌していきました。
このような変貌を生み出した合唱について
いまでもハッキリ覚えているのが、合唱を歌っている時の
僕の立ち振る舞いです。
それはいま思い出しても虚しく、本当に屈辱的な姿です・・。
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