夢を追いかけてはいません

 

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派遣社員をやっていた時によく違和感を感じました。

「夢があるのはいいことだよね」

それなりに人生経験は積んでいるので、その言葉に込められた真意は理解しているつもりです。これが20代前半の若者にかけられた言葉ならばそのままの意味合いとなり、ある程度の年齢を超えてくると、少しずつ意味合いが変わってきます。

ところがその言葉も、耐性を得た人間には行動のエネルギーへと昇華されてしまうため、結果的には励ましの言葉となり、文字通り”いいこと”に帰結します。社会は本当に上手く回っているものだなと感じます。

そのため発言自体には何も感じなかったのですが、ただ「夢」という言い方にはどうも違和感を感じずにはいられませんでした。

夢という言葉には”幻想”という意味合いが含まれている気がします。

その人物の頭の中だけで展開される妄想、あまりに高過ぎる理想、限りなく達成の困難な目標・・その道を志した者の大半が挫折し、道半ばにして断念を余儀なくされるような職業。選ばれた一部の人間だけが就ける仕事。

分かりやすく言えばプロ野球選手などがその類でしょうか。勉強も遊びも二の次で必死に努力を積み重ね、そのうえで元々の才能が結果を左右する世界。努力はすべての野球少年が当然にしているからです。

たしかに30歳を超えて「プロ野球選手になりたい」などと声高に宣言していたならば、その人物は間違いなく”夢を追っている”と言えるでしょう。人間の体力は衰えていくもの、可能性はこの先目減りするばかりに思います。

 

 

僕は作家です。

作家を目指しているのではなく既に作家です。

自分で書いた原稿を電子書籍化し、出版し、そしてその売上金を得ています。

すべて現実に起こっている出来事であり、幻想などではありません。現在進行形でその道を一歩一歩着実に前進しています。

多くの場合、夢を追いかけても叶わないケースが大半ではないでしょうか。なぜなら、それは「夢」だからです。

この歳で夢を追うなんて真っ平御免です。

自分はそんなロマンを追い求める漢ではありません。

今の時代、歌手になろうと思ったら誰でもなれます。歌を作り、録音し、デジタル市場にアップロードし、SNSで宣伝して、その曲が売れたならば、もうその人物は歌手です。自分の歌った歌で実際にお金を得ているわけですから。ラッパーなどはこのケースが大半だそうです。

同様の方法で画家になることも可能です。写真家になることも可能です。もちろんアイドルになることだって全然可能です。実際にそのような方法で活動している人もたくさんいます。

要するに今は、『夢は夢のままで終わらない』ということなのだと思います。

ひと昔前には夢で終わっていたことが、環境やチャンスなどの他力に頼らず、自分の行動次第で現実化させることができる。そのために必要な物は目の前にすべて揃っている。あとは行動を起こすのみ。

だから「夢」と表現されることにはどうにも違和感を感じてしまいます。

問題はそれを仕事にできるかどうかなのです。それで喰えるかどうかという話なのです。

叶うかどうかなんて、問題にはなりません。

行動を起こせば誰でも叶えることができるのですから。

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