孤独な戦いが続いています

 

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なんなのでしょうか、ここ数日の暑さは。

まるで今年忘れ去れられた夏のおたけびが如く、既に終わったはずの残暑が全国に到来しています。今年は夏があったのかもよく分からないまま秋を迎えたこともあり、寂しがり屋の夏が「私のことを忘れないで!」とその存在感を我々に誇示しているかのよう。

夏好きの自分にとっては大歓迎な気候ではありますが、秋の到来とともに姿を現した蜂たちの姿がパッタリと消えてしまいました。きっと異常な気候変動にやられてしまったに違いありません。動物や昆虫たちは巡る季節のサイクルとともに生きているらしく、そのためにリズムの狂った気候には体がついていけず、突然死や奇行へとつながってしまうらしいです。海で大量死している魚や市街地に顔を出す熊なんかも、あるいはこれにあたるのかもしれません。

この異常な気候にも負けず頑張れ、動物たち。

そして、頑張れ、自分。執筆の苦悩なんかに負けず。

孤独な戦いにはもはや慣れっこで、そのことに心がめげてしまうことはありません。これまでにもう何度、自分一人での戦いを強いられてきただろうか。誰にも相談できない、誰にも助けを求められない。そんな日々を何十年と過ごしてきた今、もはや「寂しい」なんて言葉は、自分の辞書にはありません。

作家はひたすらに己との戦いです。どれだけ、己の精神から逃げることなく、原稿と向き合えるか。

求められているのは、自分の書きたいものを描く技術ではなく、読んだ相手に感動を与えるその入魂の姿勢。小手先の技術なんかじゃきっと伝わらない。また単なる情熱だけでは本として成立しない。読み物としての最低限の様式美と、文章から醸し出される卓越した世界観。そのためには、それを描く自分自身の心と向き合わなければいけません。主観的な視点と客観的な視点。一方通行では決して、相手の心へと届けることは叶わないので。

才能さえあれば、そんなのは容易なことなのだろうか? いや、きっと違う。天才的な発想と、それを多くの人に伝える術は、きっとイコールではない。それはそのこととどれだけ向き合ったのかが、できるかどうかを左右するのではなかろうか。少なくとも「売れっ子」になりたいのなら、そういったことに目を瞑っていては、きっとたどり着くことはできないと思う。

苦しいけれど、ここで逃げてたまるか。孤独な戦い。絶対に、最後まで諦めない。

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