2021/08/23
孤独のメリットとデメリット
不幸な出来事その2「不登校」
中学3年で不登校になった僕は、
夜な夜な何も無い田舎町を徘徊していた。
「この景色は僕だけしか知らない」
などと街を独り占めしているような錯覚を覚えた僕は、
次第に孤独に対する”特別感”を感じるようになっていった。
これまでにも何度か触れているけど、
集団から外れる事には不思議な快感が伴う。
妙にアウトローな感じで、それでいて開放的で。
その感覚は大人になるまで持ち続ける事となり、
”人と違う事をやりたい”という考えが
僕にとっての行動規範となった。
不動産屋の営業マンになった時は、
最初に「自分のスタイルを作ろう」と思った。
公認会計士試験に挑戦していた時は、
対面授業の大手専門学校を辞めて
まだ主流でなかった”e-ラーニング”の予備校に一人で編入した。
個人貿易ビジネスで起業した時は、
まだどこのネットショップも取り扱っていなかった商品を輸入して事業を軌道に乗せた。
どんな時も他人と違う事をすることに対して抵抗が一切無かった。
それによってたくさん失敗してきたし、
普通はしなくてもいいようなミスをして笑われてきた。
ただ、大きな成果を上げられた時には、
他人と違う選択をした事が決定的な要因となっていた。
僕はいつからか、他人と意見が違ってもまったく気にしないようになった。
そのせいで他人からの共感を集めるSNSが大嫌いになってしまい、
より他人と価値観を共有する機会が無くなってしまったのだけど・・
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