2021/10/05

情熱を抱けぬ作品など

 

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長らく決めかねていた原稿の方向性について、ようやく「これだ!」と思える道が定まりました。こうなればあとは、細部を書きながら作り上げていくだけです。

とはいえ、その道にはまだ不安要素が満載。確かな方向性は決まっているものの、実際にどうやって書けばいいのか? については、まだ見えていないところばかりです。確固たる思いはあるけれども、やり方は全然分かっていない。ハッキリ言って前途多難な執筆模様です。

一度でも小説を書いたことがあれば、たとえ初めて進む道のりであっても、それなりの想像ができるはずです。ああ書いてこう書いてと、事前にある程度のシミュレーションができるはず。往々にしてその通りにスムーズに進むことなどありませんが。

いかんせん自身の処女作。小説は書くものではなく読むものだった。そんな自分が書く側になってみると、思い描いたイメージと具現化された原稿のギャップに、愕然とさせられることが多々あります。思っていたのと全然違った、ということばかりです。

例えば、頭の中のイメージには「これは絶対面白いぞ」という確信めいたものがあります。そのまま誰かに話しても間違いなく面白いと思ってもらえそうだし、また感動を与えることもできそうな気がしています。それほど自信のある〝ネタ〟が頭の中には存在しています。

しかし、それを実際に文章に起こしてみると、イメージ通りに具現化しないことがほとんどです。映像の中では面白かったはずなのに、文章として読んでみると、たいして面白くない。ハッキリ言って、駄作になることが大半です(自分の場合は)。

それはきっと映像と文章の違いからくるものだろうと自分では分析しています。動的な絵としては面白いけれど、静的な文章ではイマイチその面白さが伝わらない。いわば、映画と小説の面白さの違いなのであろうと思います。自分の場合は、頭の中に先に映像が思い浮かぶタイプらしいので。

けれどもつまらないからといって、方向性はもう変えません。このまま最後まで突っ走ります。これが正しい道であると信じて。

著者である自分がもっとも情熱を抱けるものを書く。それが、作家にとって正しい道であると、自分は信じています。

面白くないならばなんとか面白くなるように。あとで修正を加えるなりして、意地でもなんとかする所存です。面白くする方法はいくらでもあるはずだとそう信じて。

どのみち自身が情熱を抱けぬ作品など面白くもなりようがない。そう思えて仕方がないのです。

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