手紙は面倒。だから良い
僕は人に手紙を書くのが好きだ。
相手に大事なことを伝える時にはいつも手紙という手段を使う。
ただ、好きだとはいっても、
積極的に手紙を書いてきたわけではない。
実際、電話やメールで済ませた相手もたくさんいる。
「手紙を書く」というのは大変に骨が折れることだからだ。
妻へのプロポーズの手紙はほぼ丸一日かかったと記憶している。
だから本当のところでは、
簡単に済ませてしまいたいという気持ちがある。
しかし、過不足なく自分の思いを伝えるためにも、
止むを得ず手紙という伝達手段を用いている。
そんな様子を知っている妻に昨日、
「どうしてそんなに時間がかかるの?」
と聞かれた。
妻はそこまで長文の手紙を書いたことがないという。
いや、長文だから時間がかかるわけじゃない。
たとえ短い手紙だろうが数時間はかかる。
分量の問題ではない。
「自分が言いたいことを書くのではなく、
相手が言われたいであろうことを想像して書くと時間がかかる」
僕がそう言うと、妻は、
「ふーん、それは大変そうだね」
と言って寝室に消えて行った。
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