最後のスーパーカップ

 

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セブンイレブンのホットコーヒーを片手に、うっすら溶け始めたエッセルスーパーカップのバニラ味をほおばる。熱くて苦いものと冷たくて甘いものの陰陽ハーモニー。これが毎年の夏の至高の楽しみでした。実はどちらも陰性の食べ物で体を冷やしてくれる、という東洋医学的な見地も含めて夏にピッタリの楽しみ方でした。

もはや季節は秋。

そう明言しても、誰も否定はしないだろうと思います。もうきっと今年の夏は終わりましたよね。痛いほどの日差しが照りつけるあの常夏の日々はもうやってこないらしい。

これが今年最後のスーパーカップになるだろう。そんな思いを抱きながら、最後の一口を喉に流し込みました。また来年に会うその時まで⋯⋯。

今日は定休日。スタバに行く予定でしたが、妻の偏頭痛が猛威をふるったために断念。

夫はPrimeVideoでホラー映画を鑑賞。妻は小説の世界に没入。というスタバでやろうとしていたことを家でやる予定です。フラペチーノを日本酒に代えて。

こうしてお互いがお互いのやりたいことをやる。というのが最近の我々夫婦の休日の過ごし方となってきました。とても居心地が良く、リラックスできて、まさに休日らしい休日を過ごせるんですよね。なにせお互いの希望を満たすことができるので。

聞けば両親も、最近ではそのような過ごし方をしているそうです。1階のテレビに母、2階のテレビに父、といった陣形で老後の生活を送っているのだそう。その方が妙なことで喧嘩をすることもないらしい。やはりずっと家で過ごしていて、ずっと誰かが目の前にいるというのは、それなりのストレスを生むみたいですね。

秋は何をして過ごそうか。

今年はきっと秋が長いのではなかろうか、と個人的に思っています。例年は10月頃まで暑い日が続いていて、そろそろ秋かな、と思ったらすぐに冬場に突入してしまうような印象があったけれど、今年の9、10月はきっと秋らしい秋を感じられるはず。紅葉にも期待できそう。あと食べ物も。

地元・岐阜県では、秋季限定に販売される「栗きんとん」がそれなりに有名で、わざわざその地に赴いて購入し(父選りすぐりの店で)、各身内に送ることが毎年の恒例行事となっています。それはそれは美味で、お世辞を言わないお義母さんが初めて「美味しい」と褒めてくれたほどの品。今年も身内たちの喜びの声を聞くのが楽しみです。

あぁ、もう秋なんですね。

もう夏は終わったのか。終わってしまったのか⋯⋯。

いつまでも未練たらしく言ってしまう。

夏はある種、親戚の小うるさいおじさんみたいな存在で、あったらあったでウザったいのだけど、こなかったらこなかったでどこか寂しく感じてしまうもの。ホラー映画でいうところの、悪ふざけをしていたせいで怪物に残酷にやられてしまう男子学生や、調子に乗っておどけていたところをふいに刺されて白目をさらす女子学生のような存在。つまりは、なくてはならない存在、ということ。地球環境的にも、僕の精神状態のバランスを保つためにも。

何かしら、元気をもらえる代替え的な存在を見つけていこうと思います。

動画で花火でも見るか。いや、余計に寂しくなるだけだろう⋯⋯。

レゲエでも聞きます。夏っぽいし。

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