2021/08/23

猛暑日はなんだか潔くていい

 

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カンカン照りの日差し。ようやく布団が干せました。

妻の洗濯熱がすごぶる高まっています。カラッと乾くのが気持ち良くて干すのが楽しいとのこと。その気持ちにおんぶに抱っこで最近家事をさぼり気味になっています。いけませんね。そのうちに妻の怒りが爆発するかも。

特段夏が好きだというわけでもないのですが、じめじめとした気候には年々忌避感を覚えるようになってきて、早いところうだるような暑さがやってこないかと待ち遠しくて仕方がありませんでした。炎天下の38度よりも湿気の高い32度の方が嫌な汗をかくと感じるのは僕だけでしょうか。

猛暑はシンプルだから好きです。

ただ暑い。とにかく暑い。だけどそこがなんだか潔くて、いい。

単細胞な感じがいいんです。猪突猛進。とにかく暑さで勝負だ、という。真っ直ぐにぶつかってくる感じが気持ち良いです。肌にこれでもか降り注ぐ直射日光の刺激とか。

人間にはあまりいないタイプですよね。とくに昨今。人を称賛する際に「あの人は頭が良い」と形容されることが多い今、戦略家のような人物が日の目を浴びる傾向があり、世の中が求めている人物像が「シンプル」とは真逆であることが想像されます。緻密な計算に基づいた自己主張、でしょうか。

元来複雑な物事があまり好きではないため、単純な人物には無条件に好意を抱いてしまいます。サッカーの三浦和義選手とか。「生涯現役」超シンプルですよね。本当にカッコいいと思う。

頭が良いことにこしたことはないと思いますが、駆け引き知らずのシンプルな〝良い奴〟が僕はけっこう好きです。

このバカみたいに暑い炎天下のような。

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