2021/05/12

猫なら他人にいちいち干渉しない

 

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猫の気持ちが分かります。会話はできないけれど、きっと今こう思ってるんだろうな、というのが分かる。youtubeでその様子を見ていると彼らに共感できて仕方がありません。

猫はわりと一人でいることを好み、またかなりの気分屋であることで知られています。

普段から好き勝手に活動していて、犬に比べると、飼い主ともあまりベタベタくっついたりしません。気が向いたらこっちに寄ってきて、「遊べよ」「飯くれよ」「ミルクだせよ」とせがんできます。時には甘えた鳴き声を発しながら。

田舎の方に見られる”半野生”の飼い猫の場合は、さらにつんけんした態度なのだそう。一度外出すると数日間戻ってこないこともざらにあり、久しぶりに帰ってきても、別に寂しかったと甘えるわけでもなく、「ほら、戻ってきてやったぞ」といわんばかりの澄まし顔でいる。それでも頭を優しく撫でてやると、気持ち良さそうにゴロンと寝転がり、家族だけに見せる無防備でくつろぐ姿を晒してくれる。その愛くるしさに飼い主はどうにもやられてしまうのだそうです。

その行動原理は動物学者の研究対象にもなるくらい、ミステリアスで、かなり独特であると言われています。Amazonプライムにその生態を研究した「密着! ネコの一週間」というドキュメンタリーがあるので、興味があれば観てみて下さい。とても興味深い内容で、観れば彼らの心理が少し分かってくるかもしれません。

猫は、他の猫との距離感をとても重要視します。

そのような猫社会をもっとも分かりやすく観察できるのが、既存の飼い猫と、新入りの子猫との対面の場面です。youtubeに同様の動画がたくさんあります。

多くの場合、新入りの子猫はとても活発的で、既存の飼い猫に向かって「遊ぼうよ」と積極的にじゃれようとします。

ところが既存の飼い猫は、それを適度にあしらったり、たまに新入り子猫の頭を手で押さえつけたりします。

その態度はまさに絶妙で、邪険に扱うわけでもなく、かといって完全に友好的だと示すわけでもない。まるで「あんまり近づくなよ」と新入りに教え込んでいるように見えます。

きっとそのようにして、成人の猫から幼児の猫へと、脈々と猫社会のあり方が受け継がれているのだと思います。彼らはそうやって猫同士、一定の距離感を保ってきたのではないでしょうか。

 

 

猫になりたい。と彼らを見ていて、そう思う時があります。

人間社会は他人に干渉するのが大好きです。ネットニュースにはいつも他人の不幸話が踊っていて、SNSでは自分が今何をしているのかを写真付きで不特定多数に発表しています。

別にそれらをやるのも見るのも自由だし、他人にどうこう言われる筋合いもないけれど、時折、その社会をいま自分も生きていることに息苦しさを感じることがあります。ふとした瞬間に無性に深いため息がでる。

そういう時は社会から距離をとるようにしています。そう、猫のように。

 

当たり前ですが、自分が生きる時代は選べません。だから嘆いていても仕方がない。

とりあえず僕は、これからもこの社会と一定の距離を保ちながら、今を生きていこうと思います。

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