2021/08/23
着々と進む”おひとりさま化”
大阪市の小中学校は、この宣言下においてオンライン授業を原則実施しているそうです。かの件について提言書を送った小学校校長の報道を見て知りました。
少し古い話ですが、三月に大手携帯キャリア三社が格安プランを発表しました。各キャリアによって違いはあるものの、「オンラインでの対応」という点は共通していました。このプランを選んだら店に来ないでね、という話のようです。
他にもキリンビールが「ホームタップ」という、自宅で生ビールを楽しむ会員制のサービスを始めました。会員になると毎月ビール樽(ペットボトル製)が送られてくるそうです。規約には”1年未満の解約は違約金が発生する”と記載されていました。すでに六月の募集受付も終了していて、今後もさらに需要が拡大すると見込まれている模様です。
これら、いま社会のあらゆる方面で起こっている出来事を見ていると、人と人との関係の在り方が変わりつつあるように、僕は感じます。人と人との物理的な距離だけでなく、人と人との繋がりが希薄になっていっているような、そんな印象を受けます。あるいは一時的な変化ではないのかもしれない、と。
もはや今が個人の時代だというのは誰もが知るところですが、それは個人が活躍する時代ということに留まらず、個人が個人で人生と向き合っていく時代。であるような気がしてなりません。
”この人生を豊かにするものは何なのか?”
他人から与えられるのではなく、自分でその答えを見つけていく時代。自分自身に問い、悩んだりしながらも、ひたすら探求を繰り返して生きていく人生。
むしろ探求するもしないも、個人の自由。探求するための環境・ツールはすべて揃っていて、自分次第でいかようにも過ごすことができる。舞台は用意してあるからあとは個人の好きにしてね。という感じでしょうか。
どんな状況になっても人と人との繋がりが完全になることはないし、社会的に希薄でも自分の周りでは絆を深めることもできるとは思います。ただ、物理的に一人で過ごす時間が多くなれば、自ずと自分自身と向き合う機会も増えるのではないだろうか。と、個人的にはそう思います。一人の夜はやたらと妄想にふけってしまうものですから。
おひとりさま化が着々と進んでいる今。
僕の場合は、こうして日々誰かにメッセージを発信することで、自分の人生の豊かさを探求していきたい。そのように思っています。
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