2020/08/03

自分への自信

 

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『嫉妬』について・・

数年前にとあるビジネススクールの講師をしていた。

半年間にわたってビジネスの基礎を学び、
個人で始められるインターネットを使ったビジネスを教えるスクールだ。

年金の受給開始年齢の引き上げや消費増税が見え始めた数年前から、
この手のスクールはかなり増えた。

その多くがE-ラーニングで学べる形態をとっている。

過去に講師が開催したセミナーを撮影し、
”授業”としてスクール生へ提供する。

資格のTACやLECなど、
大手の予備校は早い段階でこの形態を取り入れていた。

E-ラーニングは、
自宅にいながら自分の好きな時間に学ぶ事ができる。

もちろん過去の授業をもう一度聞くこともできるし、
気になった部分をリピート再生したり、倍速再生する事もできる。

授業を提供する運営側も、
事務所やセミナールームをいくつも借りなくて済み、
尚かつ講師の数を大幅に少なくできる。

こうして大きなコストカットが可能になり、
専門学校のように莫大な授業料を徴収する必要がなくなった。

それも普及の要因だろう。

だけど世の中にある多くのビジネススクールが、
授業を提供したらそのまま放ったらかし。

勝手に学んで勝手に成長しろという投げっぱなしの運営をしている。

受講後のサポートも何も無い、
酷いサービスのスクールを提供している。

その点、僕の在籍していたビジネススクールは、
講師一人に対して30人ほどの生徒が割当てられ、
チャットを使っていつでも質問する事ができた。

また数週間単位で課題を設け、
その課題に対する添削指導も行っていた。

つまり講師と生徒が密に関わる環境だったのだ。

在籍していた時、スクール生からよくこんな事を言われた。

「大矢さんは才能があるからできるんですよ」

提供された授業を聞いて実践しても、
なかなか成果の上がらない生徒もいる。

そして、必ずと言っていいほどそういう人の中には、
できる人間を「才能」だと決めつける人がいる。

実際、僕は会計士試験に不合格となった後でこのビジネスに参入した。

どこかに就職するのか地元へ戻るのか、
自分の進退をいち早く決める必要があり、
「起業」の道を選んだ僕は絶対に結果を出す必要があった。

そうして追い込まれた状況で挑戦した結果、
わずか半年間という短期間で大きな成果を上げる事ができた。

その自分の経歴も、彼らにとっては、
「才能」と決めつける格好の材料だったのだ。

才能なんかじゃない。

死ぬ気で頑張ったから、結果がついてきただけだ。

才能一つで片付けられては困る。

本当の才能の違いなんて、
公認会計士試験を受験していた時に嫌というほど味わった。

世の中には、絶対に追いつく事のできない、
圧倒的な知能の差というものが存在するのだ。

人の考えは変わるもの。

スクールを離れてから、僕はこう思うようになった。

「僕には才能がある

そう、僕には世の中に通用する才能があるし、
人より秀でた部分が間違いなく存在する、
そう確信するようになった。

あの言葉が気付かせてくれたのだ。

「もっと自分に自信を持っていい」

これまで僕は、自分に自信を持つ事ができなかった。

自分なんて、自分のような人間が、
そうやっていつも自分を卑下して見ていた。

だけど、そんな風に思わなくていい。

別にもっと自分に自信を持っていいし、
自分は凄い奴だと自分で言ってもいいのだ。

あの皮肉は、自分に自信をもつ「許可」を僕に与えてくれたのかもしれない・・

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