限りなくブラックに近いホワイト

 

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ポジティブ・ネガティブは二元論で語られることが多いですが、こと性格に関していえば、どちらか一方に分類されるような性質ではないと個人的に思います。

黒か白かのどちらかではなく、黒く考える時もあれば白く考える時もある。つまりはそれは気分のようなもので、女心と秋の空よろしく移ろいゆくものだと解釈しています。

そうした中で通算してどちらがが色濃く映るのか、という話なのではないでしょうか。

 

 

自分は限りなく黒に近い白です。

黒に近いのに白だというのは妙な表現かもしれませんが、正確を期するならばそう述べるしかありません。

自分はまさしくポジティブな人間です。

どれだけ意気消沈して腐っていたとしても、諦めムードに支配され匙を投げる寸前にあったとしても、最後の最後には自分にとってポジティブな決断を下してきました。だから己の人生には一寸の悔いもありません。

しかし終着点に行き着くまでの道中が大変です。結論を得た瞬間は恍惚としていますが、道々では小さな石ころに躓いただけでたちまち挫けてしまいます。気が萎えてしまいます。塞ぎの虫にとりつかれてしまいます。

10のうち前向きなのはたったの1で、大半は失意の渦に飲み込まれる瀬戸際でじたばたともがいています。

そのせいか他人からはネガティブに見られることが往々にしてあります。道すがらの遅疑逡巡ぶりを見ていたらそうだとしか思えないのかもしれません。そういった意味では誤解されやすいタイプなのです。

ただ、多くの人がそうであるように、黒い気持ちを他人に吐露することは極力控えています。どんな色さえ塗り替えてしまうほどの影響力をもつそれについては、誰もが大っぴらにすることへの躊躇いを感じるのかもしれませんね。

なかには自由気ままに心を開放できる人もいますし、持ち前の明るさでホワイトなエピソードに変換してしまう”根白(ねしろ)な人”もいますが、そんな離れ技は自分にはとてもできません。そんなまねができる人間だったなら今こうして文章など綴ってはいないでしょう。

尚も厄介なのが「嘘をつかない」という信念を掲げていることです。

何食わぬ顔で自分の気持ちを偽り、思ってもいないこともいけしゃあしゃあと口にできればどれほど楽だろうか。そんな思いが脳裏をよぎることもたしかにあります。ですが、それをした瞬間に大事な何かを失ってしまいそうな気がします。

アニメ・ワンピースの序盤で、鷹の目のミホークに剣で真正面から心臓を突かれたゾロが、「退いてしまったらもう二度とここに戻ってこれない気がする」と後退しなかった理由を力強く述べたあの場面が思い出されます。

たとえこれから自分の伝えるメッセージが湾曲していったとしても、その信念だけは決して曲げてはならないのではないかと感じています。

 

 

偽りの言葉は吐きません。

今自分の心の中を黒いモヤが覆っている。けれどもそいつをわざわざここに羅列したくはない。

それが、現在のリアルです。

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