2021/08/23
2020年を目前にして 4
当然だけど、人の人生は有限だ。
どんなに波乱万丈な人生を送ってきた人でも、
10冊も本を出版すればネタは尽きる。
有名人の自伝も、何冊も出版されることはない。
じゃあ今後も本を出版していくにあたって
何を書けばいいのか?
選択肢は限られていた。
1:小説を書く
2:ネタを作る
3:エッセイを書く
1:は面白いお話を書く才能が必要、
前述した通り僕には無理だ。
2:の場合は色んな方法が考えられる。
例えば旅行を趣味にして、
旅行記や旅先での出来事を本に綴るという方法。
または麻雀でも初めて、
その面白さやテクニックを本に綴るという方法。
あるいはどこかのゴミ清掃芸人みたいに、
仕事にまつわる出来事やノウハウを本に綴るという方法。
いくらでも方法はあるだろう。
が、このやり方も、何冊も本を出版することはできない。
角度を変えたり、テーマを変えれば、
色んなバリエーションの本を生み出すことができる。
けれど読む側からしたら、
「ゴミの話はもういいよ・・」
と何冊目かで飽きてしまう。
そもそも、会社員をしながら執筆している作家には、
執筆以外にもう一つ趣味を増やす時間など無い。
要するに「創造力」をネタにしなければ
何冊も本を出版していくことはできないのだ。
というわけで必然的に選択肢は1か3に絞られる。
3:エッセイとは基本的に自論を述べる方法だ。
当然、自分の考え方や価値観を
これでもかと他人に晒すことになる。
「エッセイか・・」
僕は気が進まなかった。
なぜなら僕は、人から共感を得られない人間だから・・
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