「 2022年 」 一覧

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幽玄の小説家、川端康成

  2022/12/29 

生前の氏の肖像を見るや、そのぎょろりと大きく見開かれた目に誰もがまず注意をひかれてしまう。 ある話では、初めて相対する者は皆、氏のその執拗な凝視に気味悪がったのだという。じっと …

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谷崎・芥川の芸術論争に関連する、文学の芸術について

  2022/12/20 

少し前の谷崎潤一郎氏の分析において、文学における芸術は『絵画的芸術』と『建築的芸術』とに大別される、と私は明言していた。そして谷崎潤一郎氏は絵画的芸術に、芥川龍之介氏は建築的芸 …

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作家として自死した、芥川龍之介

  2022/12/17 

私は常々、書籍は作家にとっての作品の一部でしかないと考えている。 〝優れた作家とは?〟 文学作品から娯楽小説、ひいてはエッセイから自己啓発書に至るまで様々なジャンルの書籍が書店 …

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文体の妖術使い、谷崎潤一郎

  2022/12/02 

小説の創作にあたって作家が思案する要素は二つある。 『何を書くか?』 『どう書くか?』 これらを充実させる、あるいは向上させることによって、作品に重厚感や格調高さ、ひいては〝面 …

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文体の教科書、志賀直哉

  2022/11/26 

文明開花が起こって以降、西欧の文化が続々と流入するや、極東の島国における文芸はにわかに活気を帯びていく。 その端緒となったのは自然主義文学。 出自による身分差別という旧制度の名 …

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大衆文学の先駆者、夏目漱石

  2022/11/18 

明治を代表するかの文豪は、現代にまで通用する「言文一致(文章が話し言葉とさほど変わらない)」の小説形式を確立させた作家として世に知られている。 作家として正しい文章を綴りたいと …

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日本における自然主義文学の衰退は止むを得ない

  2022/11/14 

この一週間の分析はけっこうな進捗度を誇った。自然主義の起こりから衰退まで、それと対比するロマン主義の勃興と発展。 両者は相対させて分析するのが好ましい感がある。お互いが真逆の主 …

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今日から取り組む国語の庭

  2022/11/05 

さて、ようやく翻訳小説の分析も終わり、いよいよ日本文学の庭へと足を踏み入れていく。 手始めは、自然主義文学の起こりとされる、島崎藤村「破戒」。国語の教科書にも名が登場する云わず …

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ロシア人文豪の遺作、ニーチェとの繋がり

  2022/11/02 

世界一有名なロシア人作家の本棚分析、ついに完結す。 長かった。あまりにも、あまりにも長い道のりだった。これほどに辛い読書を自身に課したのは初めて。分析しつつの読書、すなわち酷書 …

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一人称を用いた巧妙なる転嫁

  2022/10/25 

ハンター×ハンターの連載が再開されるとのこと。 再びやってきた歓喜、そしてまたおそらく避けられないであろうやがて訪れる驟雨。漫画をあまり読まない自分が夢中になった稀有な作品には …

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