人の思いは止められない

 

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「フットルース」という映画を観ました。ケビン・ベーコン主演のかなり古い映画です。

ダンスとロックが禁止された田舎町に越してきた都会の青年が、戒めを堅守しようとする大人たちに立ち向かっていき、最後はそれを生み出した悲劇の牧師にその主張を認めさせる。というあらすじの映画です。

ダンスとロックが禁止、だなんて随分とけったいな条例ですが、事の発端は町の牧師の息子が交通事故で亡くなったことでした。

当時高校生だった息子は、仲間たちと車で度胸試し、いわゆるチキンレースを行っていて、それがある時誤って大事故に発展してしまいました。牧師がどうしてこんなことが起こったのかを友人らに追求したところ、「音楽にのせられてハイな気分になっていたから」という一つの結論を得ました。

”若者の気分を高揚させるものは悪だ!”

牧師ということもあり、彼はそれを聖書の教えと結びつけながら町の人たちに説法し、ついに「ダンスとロックは禁止」という奇妙な条例が町に制定されてしまいました。まったくこじつけもいいところですね。

そんな街に都会から引っ越してきた主人公は、大人たちから問題児扱いをされながらも、その戒めの異常さを周りの友人たちに説いてまわります。そうして牧師の娘とも懇意になり、一定の支持を得ることができた主人公は、ついに大人たちの集会に出席してこう主張しました。

”ダンスとロック自体は悪ではない!”

この主張はすぐには認められませんでしたが、隣町で卒業パーティーを開催する許可をもらい、最後には自分たちの自由を勝ち取ることができました。

1984年公開。この時代によくあった青春映画ですね。大人になった今観てみると、色々と感じることがありました。別にそういう青春時代を送ったわけではないけど、なぜだか懐かしい気持ちになりました。

 

 

劇中にはこんなセリフがありました。

「窒息しそうになるのを気づかない人たち」

「親は子供を手放す決断をしなければいけない」

「自分の生き方に責任を持て」

青春映画だけあって、とても力強く、またすごく反骨精神を感じるセリフの数々でした。権力に立ち向かっていく強い心、既成概念をぶち壊そうとする強い意志。

それらは町の大人たちに向けられたものですが、今の時代にも少し通ずるものがあるのでは、と僕は感じました。設定は違えど、状況は少し似ているような気がします。何かに抑え込まれているという意味では。

彼らは劇中でこんなことも言っていました。

”男と女が見つめ合うのを止めることなんてできないんだよ”

どれだけ戒めで自分たちを抑えつけようと、自分たちの心に自然と湧き上がる感情、そしてそれに突き動かされるようにして起こる衝動。それらは決して誰にも止められない。もちろん、自分自身にも・・。

彼らのセリフには、そんな思いが込められているような気がしました。

 

人の思いは止めらない。

抑えつければつけるほど、より大きな衝動となって溢れ出てくる。

だから僕は、自分の思いに逆らわないように、今を生きています。

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