2021/08/23
今のうちに言っておこう
いやぁ、よかった。
とにかく早く、ブログに記しておきたかった。
今のうちに。
売れていない、今のうちに。
そう、僕は、売れっ子Kindle作家などと名乗ってはいるが、
現状はとても、作家だけで生活する事なんてできない。
とある会社で派遣社員をしながら、
Kindle本を年に数冊、出版しているような状況だ。
しかも、毎月のKindleからの収入はスズメの涙程度・・
一冊の本を出版するまでの手間とリターンを知ったら、誰もがこう言うだろう。
「こんなの、どう考えても割に合わないじゃん?」
実際にAmazonでKindle市場の動向をチェックしていると、
数ヶ月前まで出版されていた本が、今はもう検索しても出てこない。
要するに、何冊か出版したものの、
割に合わないことを知って、撤退したのだ。
住所や氏名などの個人情報を晒し続けるリスクを嫌ったのだろう。
一冊目を出版してから、もうすぐ2年になる。
これまで6冊の書籍を出版したが、
未だヒット作には恵まれず・・
特定のファンや読者もいないし、
ツイッターのフォロワーすら一人もいない。
(フォローされているのは業者ばかり)
30代も後半戦に突入し、いよいよ、
「お前、いつまでそんなことやってるんだ?」
などと世間の風当たりは強くなった。
どれだけ目を凝らしても、
視界に広がるのはどこまでも立ち込める暗雲のみだ。
それなのに、僕には明るい未来しか見えない。
未来をどのように想像したって、
自分が作家として生きている様子しか見えないのだ。
流れてくるベルトコンベアの前で作業している姿は見えないし、
今の会社で電卓を叩く姿もまったく見えない。
そんな未来など、想像すら、できないのだ。
僕がこんな事をブログに書けば、
売れっ子になった時に、この記事を見た連中はこう言うだろう。
「やっぱり成功する人は信じる力が強いんだ」
だから、こいつを併せて記しておきたい。
『信じる・信じないなんて話ではない。
僕が売れっ子になるのは単なる事実だ』
信じるとか信じない、なんていうのは、
未来がどちらに転ぶのか、分からない事が前提だ。
だけど、どちらに転ぶかはもう決まっている。
そもそも「どちら」なんて話は無いのだ。
僕が売れっ子になるのは、単なる一本道の事実だから。
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