地球から一歩も出る気はない

 

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Amazonの創業者が宇宙事業にも投資していたそうです。ブルー・オリジンという企業が開発した宇宙船「ニュー・シェパード」が、数ヶ月後に有人宇宙飛行を始めるとのこと。その際はオークションで一般人からも搭乗者を募るそうです。

このニュー・シェパードは、宇宙をぐるっと回る軌道で飛行するのではなく、ポンッと地球からジャンプし、しばらく宇宙空間に浮かんだのち、そのまま元に戻るようにして地球に帰ってくるのだそうです。展望台に登るのと近いイメージでしょうか。エレベーターで上空数千メートルまで一気に浮上し、しばらく展望デッキでその景色を楽しんで戻ってくるという、まさにスカイツリーのようなイメージなのかもしれません。そういえばスペースXの宇宙船もそんな感じだったような。

僕たち一般人が手軽に宇宙を体感できるようになりそうな、そんな想像を巡らせていました。

 

 

今に始まったことではありませんが、近頃は特に、宇宙に関する話題が多く見られる気がします。中国の無人探査機が火星へ着陸成功、その数ヶ月前にはUAEの探査機が火星起動へ(ロケットは日本の種子島から発射)、そして人々にお金を配っているあの人の話題など。僕たち一般人の知らないところで、着々と宇宙への旅が現実となってきている様子です。

その背景に何があるのか。なんて話は、まったくどうでもいいと思います。

とりあえず世界中の金持ちたちは火星を目指しているらしい。そして世界の強豪国は地球上から宇宙へと覇権争いの場を移したらしい。そのような現実が今僕たちの目の前に起こっている。ただそれだけのことです。

しかし分かりません。どうしてそんなに宇宙に行きたいのでしょうか?

起業家として活動していた時も、周りがよくこんなことを言っていました。

「海外に移住したい」

働かずしてお金が入ってくる仕組みを構築し、海外のリゾート地に移り住んで一日中海を眺めて過ごす。そうしてたまに人を呼んでパーティーをして、BBQをして、生涯を遊びながら生きていきたい。などという夢を語る人が多くいました。

別に人の夢にとやかく言う気はありませんが、僕にとっては、それらはまったく興味のそそられない話でした。

どうして海外に移り住みたいのだろう? 自分を知っている人もいないし、日本語も通じない。ご飯も不味ければ店員のサービスも悪い。電車は遅れてくるしタクシーは平気で遠回りをする。うかつに公共の場で寝たりなんかしたら貴重品は即座に奪われる。

日本という世界一平和で、快適に暮らせて、そして人々のホスピタリティが素晴らしい国に生まれることができたのに、わざわざそこを出たいという気持ちがまったく理解できません。

僕は愛国心が強いわけでもなく、また郷土愛もほとんどありません。先祖から受け継いだ土地を大事にするとか、暮らしている街への愛なども、別にそんなに重んじるタイプでもありません。嫌ならすぐに移り住めばいいし、どこに住もうとなんでもいいと思っています。

しかしそれでも、今いる場所を離れたいとは思いません。見たこともない場所に移り住みたいとも思いません。

妙な言い方ですが、僕は地球が好きです。この星が好きです。この星に生まれたことにそこそこ感謝しています。

だからなんとなく自分が死ぬまでここに住んでいたいし、この地がどうなっていくのかを最後まで見届けたいと思っています。

たとえそこにウィルスが舞っていようとも。

 

やたらとこの星を出たい人がいるみたいですが、僕は地球から一歩も出る気はありません。

ここで暮らし、ここで死んでいきたいです。

それが自分なりの、生まれてきたことに対する恩返しだ。と思っています。

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