2020/08/16

精神科で母親は納得

 

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“よく切れる包丁”という段階まで進み、
初めて母は息子が本気で口習で悩んでいるのだと認識しました。

僕が一人でふさぎこんだのは
「なんで誰もわかってくれないんだ!」
という気持ちがあったからかもしれません。

 

そして僕は精神科に行くことになりました。

当時は精神科になんて絶対に行きたくなかったです。

「オレは別におかしくなってはいない。」
「カウンセラー?話をしたところで何が変わるんだよ?」
「どうせあの“世界はもっと広い”とかその辺のパターンだろ?」

そもそも精神科という響き自体に
“病んでいる”
というニュアンスが含まれています。

精神的に錯乱している人というレッテルを貼られたみたいで、
行くこと自体に抵抗がありました。

それに体のニオイを消したくて悩んでいるのに、
人と話をしたところでニオイが消えるわけではないだろう
そう思うと乗り気にはなれませんでした。

それでも母はどうしても一度、
僕を精神科へ連れて行きたがりました。

「もしかしたら楽になるかもしれないよ。」

僕は最後まで抵抗していましたが、
母が苦悩する姿をずっと見ているのも心が痛みました。

(まあ行くだけ行ってみるか。)

悩みが消えることに期待を持たず、
母の希望に応えるカタチでとりあえず
診察を受けてみることになりました。

 

精神科ではまず心理テスト?みたいなことをやりました。

1つの質問に対して3つくらいの選択肢という形式のテストです。

全部で50問から100問という結構なボリュームでした。

ひねくれていた僕は、全て自分が思ったのと
違う選択肢にチェックをつけて提出しました。

まあそんなことは大して意味もなかったようですが・・。

次にカウンセラーの先生と僕、
対面になって話をしました。

その後ろで母が対話を聞いていました。

ここで初めて自分が悩んでいたニオイのことを具体的に話しました。

小学校の頃に指摘されたエピソードや、
学校でも人の仕草が気になってしょうがないこと。

自分がこれまでに感じていた苦しみや、
自分が感じている具体的なニオイなど、
細かく、正直に話したと思います。

全てを正直に、ありのまま話しました。

カウンセラーの先生はただ「うん、うん」と
僕の話を聞いてくれました。

何も否定せず、ただただ僕の話を全て受け止めてくれました。

 

不思議なもので全てを話したあとは少し気が楽になりました。

そしてなにより、母は先生と僕の対話を聞いてようやく
“息子の悩みの全貌”を把握することができたみたいです。

それまでは僕からニオイに悩んでいると言われても、
そのことが学校生活にどういう影響を及ぼしているのか?
その具体的な“苦しんでいる場面”をイメージすることができなかったのだと思います。

 

それ以降、僕の悩みを認識した両親はとても協力的でした。

精神科に行って話をしたことで、
親子の認識のズレがようやく解消されたみたいです。

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