2021/08/23
2020年を目前にして 2
「売れそうなテーマを題材にして本を執筆しなければいけない」
そんなことはわかっていた。
だけどそういう、
本のセオリーみたいなものには従いたくない自分がいた。
僕は基本的に自分の体験を元に本を執筆している。
自分を主人公にしたお話、
そして過去の体験から得たことだ。
当然、自分の話なので内容は全て実話だ。
架空の主人公、架空の設定で描かれた小説とは違う。
そこにはこだわりというか、
自分なりの考えがあった。
僕は「使える本」を生み出したかった。
例えば、売れている自己啓発本には
もっともらしいことが書かれている。
読み終わったその瞬間には、
「よし、今日から人生変えるぞ!」
などと息巻いている。
だけど寝て起きたら、
結局はいつもの生活に戻っている。
それはその人物の問題もあるのだろうが、
書かれていることが理想論ばかりだからだ。
”理解はできるけど実行することができない”
スピリチュアルなどの精神世界を説いた本もそう。
明日から人生が一変しそうだと
心踊るノウハウや考え方が並べられている。
だけど実際に自分の生活の中で実践しようとすると、
どうやればいいのかが全然わからない。
結局は机上の空論で終わってしまうのだ。
僕はそこに『リアル』を追求した。
素晴らしいと思ったノウハウや考え方を、
実生活の中でどのように実践したのか?
その行動や結果もすべて描きたいと思った。
いわば読む人に”ケーススタディ”を提供したかったのだ。
理想論を、ただの理想論で終わらせたくなかった。
だからこそリアルを追求した。
その結果、つまらない本ばかりが生み出された。
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